2分でわかるアメリカ

2014/05/10「お金持ちの掟33」No Limits Kids

「Beverly Hills, 90210」は、1990年から2000年までFOXで放送されたテレビドラマです。「ビバリーヒルズ高校白書」と訳され日本でも放送されました。アメリカの若者像や西海岸のファッションが人気となったほか、裕福なアメリカのライフスタイルが描かれ、世界中で人気になりました。

同じビバリーヒルズを舞台にした番組があります。今年春からはじまった「Rich Kids of Beverly Hills(ビバリーヒルズのお金持ちの子供)」というシリーズです。裕富な家庭で育った若者のライフスタイルを描いたリアリティ番組です。男女5人の若者が、パーティに参加するため、プライベート・ジェットでニューヨークに飛んだり、巨大なヨットを借りてクルーズしたりするシーンが描かれています。視聴率は低迷。ただ、番組が狙っていることは理解できます。「世の中にはこういう世界もある」ということを伝えることです。

話はちょっと飛びます。アメリカで子供を持つ親にとって、悩みの種のひとつに子供の誕生日会があります。友達を何人も呼ぶため、お金がかかります。去年の娘の誕生日はボーリング場、一昨年はスケートリンク。20人の友達を招待しました。招待客が多いのは、プレゼントが多くもらえるという娘の狙いがあるからです。去年、娘はディズニーランドでの誕生会に招かれたことがあります。「お金がかかっただろうな」と友達の親に同情していました。

今週火曜日、娘は友達の誕生日会に呼ばれました。日本で仲良くなったロシア人の女の子が遊びにきたのです。12歳の誕生日会。会場はサンタモニカの最高級のステーキハウス。熟成肉が有名レストランです。大金持ちの女の子の両親がもちろん支払いました。家で待っていた父親(自分)は、冷凍うどんを食べました。誕生日会の前にディズニーランドのVIPツアーを楽しんだ女の子は、「あしたはラスベガスでショーをみる」と言っていたそうです。こういう誕生日会もある、ということを学びました。

アメリカやロシアには、お金に制限がない「ノーリミッツな人」が大勢います。その子供も「ノーリミッツ」です。娘には「勉強をがんばれ。ノーリミッツになれるかもしれない」と説いています。
 

[May 09, 2014] No 0105529

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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