2分でわかるアメリカ

2014/05/07荷物で稼ぐ航空会社

このところ、飛行機代が高くなっています。特に日本行きの便が軒並み高くなりました。例えば、長期に渡って900ドル程度だったロサンゼルスと東京の往復のエコノミークラスの料金は1200ドルになり、7月以降は1800ドルを超えました。ビジネスやファーストの料金も上がりました。ニューヨークと東京の往復便は、想像以上に高くなりました。

チケット代の上昇に加え、預け入れる荷物に課金する航空会社が増えています。国際線はスーツケース1個であれば無料ですが、アメリカの国内線は一個につき25ドルから50ドル程度課金されます。料金内で預けることが出来るスーツケースのサイズも年々小さくなっています。大きくて高いスーツケースは買わない習慣が身に付きました。

いまや、荷物代は航空各社にとって重要な収益源となっています。アメリカの運輸当局が5日発表した統計によりますと、アメリカの航空会社の荷物代の売上は33億5000万ドル(約3350億円)に達しました。過去最大。売上高全体の1.7%、利益全体の26%を示しています。航空会社別では、デルタ航空が83万ドル(約8300万円)とトップでした。預け入れ荷物が無料になる「デルタのアメックス」の宣伝に説得力が増しました。

機内に持ち込む鞄に新たに課金する航空会社も登場しました。格安航空のフロンティアは、機内持ち込みの荷物、いわゆる「キャリーオン」に最大で50ドル(約5000円)を徴収すると先週発表しました。 食事を有料にした航空会社は、預け入れ荷物に課金、そして今度は、機内持ち込み荷物も有料になる時代になりました。

アメリカで起こることは、しばらくして日本でも起こることが頻繁にあります。特に航空業界ではよくあります。日本でも航空会社があらゆる手段で料金をとる時代になる日が近いかもしれません。さらに身軽で旅行する習慣をつけようと思っています。
 
 
[May 06, 2014] No 0105526

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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