2分でわかるアメリカ

2014/04/10ウッズ欠場でお寒いマスターズ

アメリカ東海岸ジョージア州のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで、明日10日から4日間に渡って「マスターズ・トーナメント2014」が開催されます。

マスターズには、世界各地のツアーで賞金ランキング上位やメジャータイトルの優勝者らが出場。招待資格を満たす名手(マスターズ)しか出場できないことから、「ゴルフの祭典」と呼ばれています。

日本人では松山秀樹が唯一出場します。石川遼は、6日のヒューストン・オープンで31位に終わり、マスターズの出場を6年ぶりに逃しました。

ゴルフ・ファンだけではなく、世界が注目するマスターズですが、今年は人気が急低下しています。タイガー・ウッズが欠場するからです。大会直前になって腰痛を理由に欠場を発表しました。

影響は予想以上に広がっています。CNBCによりますと、タイガー・ウッズが欠場を発表した翌日の今月2日にチケットの価格が20%下落。大会初日のチケット価格は、去年と比べて66%も安くなりました

また、タイガー・ウッズのスポンサーであるナイキをはじめ、有力スポンサーが予算をカット。予定されていたイベントが急遽中止される事態に発展しました。タイガー・ウッズのグッズの売り上げも期待できません。

さらに、アメリカのテレビの視聴率は過去20年で最低になると予想されています。元CBSスポーツの社長は、タイガー・ウッズが出場するだけで視聴率が30%から35%上がるとCNBCに話しています。ナイキの広告が削減され、テレビの広告収入も大幅に減ることが予想されます。日本ではTBSが中継しますが、タイガー・ウッズと石川遼を欠いたマスターズの視聴率は苦戦しそうです。

愛人・離婚騒動でお騒がせしたタイガー・ウッズですが、その存在感は健在です。2005年の大会以来、マスターズで勝っていないタイガー・ウッズ。欠場して初めて価値が証明された格好です。
 
 
[April 09, 2014] No 0105508

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2019.03.23 更新円相場、4月以降に大きく動く?世界が注目する米中貿易協議。ムニューシン財務長官とライトハイザー通商代表が来週、北京で劉鶴副首相らと協議。その翌週は、劉鶴副首相がワシントンを訪問する計画。大詰…
  • 2019.03.22 更新ブレグジット混迷、シナリオ多いメイ首相がEUのトゥスク大統領に宛てた書簡で、ブレグジット(イギリスのEU離脱)を6月30日まで延期することを正式に要請しました。しかし、「5月23日より先の離…
  • 2019.03.21 更新米中貿易協議、トランプ大統領の表と裏止まっていた貿易をめぐるアメリカと中国の協議が再開します。ムニューシン財務長官とライトハイザー通商代表が3月25日の週に北京を訪問し、劉鶴副首相らと協議。交渉期…
  • 2019.03.20 更新米経済、今年と来年は急減速との予想アメリカ経済が今年と来年に急減速する。FRBの会合(FOMC)前に実施するCNBCの最新の調査でエコノミストがこう予想していることがわかりました。調査にはアメリ…
  • 2019.03.19 更新オルーク氏は「第2のオバマ」?2020年の大統領選の候補者争いが本格化しています。共和党はトランプ大統領を再指名することが確実。対抗する民主党は、これまでに15人が候補者争いに名乗りをあげま…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカがわかる)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ