2分でわかるアメリカ

2014/03/19ロサンゼルス地震のはじまりか

きのう朝6時25分、ロサンゼルスで地震がありました。マグニチュード4.4。震源地は、サンタモニカから10キロ北にあるエンシーノの近く。マイケル・ジャクソンの両親をはじめエンターテインメントの関係者が多く住む地域です。生放送をしていたテレビ局KTLAの司会者が大きな揺れに反応し机の下に避難するシーンがYouTubeなどにアップロードされ、話題を集めました。 http://bit.ly/1ix5iMY 

このところ、カリフォルニアで地震が増えています。http://bit.ly/Np5mSM 2週間前から断続的に発生しています。今回は人口が多いロサンゼルスの中心で起こったこともあり、「地震の恐怖」をあらためて意識させる結果になりました。

1980年代と1990年代にはカリフォルニアで何度も地震がありました。ロサンゼルス郊外のノースリッジで1994年に発生したマグニチュード6.7の地震では60人が死亡、多数が負傷し、多くの建物や道路が破損しました。しかし、その後は体感できる地震はほとんどありませんでした。2008年には、チノヒルズと呼ばれるロサンゼルス郊外でマグニチュード5.5の地震がありましたが、被害がなく、地震への恐怖が忘れ去られていました。

忘れた頃にやってくる。地元の有力紙ロサンゼルス・タイムズは、「マグニチュード4.4のロサンゼルスの地震は、大地震の前ぶれか」と題する記事を掲載しました。専門家は、地震の5%が余震を伴うとコメントしています。落ち着いていた地震活動が、再びはじまったとする見方もあります。

2011年の東日本大震災を教訓に、ロサンゼルスでは、緊急信号をテレビやスマートフォンなどに送るシステムが構築されました。きのうの地震では、システムがタイムリーに稼働しました。ただ、住宅を含めた建造物の耐震対策は、日本と比べ大幅に遅れているのが実情です。備えが必要ですね。
 
 
[March 18, 2014] No 0105492

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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