2分でわかるアメリカ

2014/03/066000億円が吹っ飛んだ

週末にラスベガスを往復しました。ロサンゼルスからの便は1時間遅れ、知人のサンフランシスコからの便は3時間遅れました。ラスベガスの空港で待ち合わせ時間が5時間近くになりました。3年ぶりの豪雨で便が乱れたのです。渇水が深刻なカリフォルニアにとっては「恵みの雨」だったのですが、待ちくたびれました。

西海岸で天候が影響して便が乱れることは非常に珍しいのですが、東海岸では日常茶飯事です。特に今年は寒波が多く、マスフライトのまとめでは、これまでに航空関連の寒波の被害額が60億ドル(約6000億円)に達しました。飛行機のキャンセル、空港の利用料の総額です。これは平均の約2倍です。

寒波の影響が最も大きかったのはニューヨークのラガーディア空港、隣のニュージャージーのニューアーク空港が続きます。トップ10のほとんどは東海岸の空港です。来週後半も東海岸で雪が降る予報になっていて、被害額はさらに増えそうです。

キャンセルが最も多かったのはユナイテッド航空で、率にして7.3%。アメリカン航空の6.9%、USエアウェイズの6.2%と続きます。ハワイアン航空のキャンセルはゼロでした。寒波がないので、当たり前ですが。

寒波の影響は、住宅販売、自動車販売、小売売上高にも広がっています。今週金曜日7日に2月の雇用統計が発表されますが、寒波の影響がどこまででているかが注目です。

多くのエコノミストは、春になれば住宅市場や自動車の新車販売は回復するとみています。しかし、アナリストは、航空各社の寒波の影響は深刻で、回復は容易でないと予想しています。チケット代に跳ね返らなければ良いのですが。
 
 
 [March 05, 2014] No 0105484

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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