2分でわかるアメリカ

2014/02/27最高はテスラ、落ちる日本車

Consumer Reports(コンシュマー・リポーツ)という雑誌があります。1936年創刊のアメリカの雑誌です。広告を受け付けず、医薬品から家電まで消費者の視点で試験、分析することで知られています。

発行部数は730万部ですが、その情報やランキングはアメリカ人の購買動向に大きく影響します。特に自動車の分析に定評があります。コンシュマー・リポーツの指摘で、BMWや日産が仕様の一部を変更したこともあります。アメリカ人が車を買う前に必ず目を通す雑誌です。

そのコンシュマー・リポーツが、車の最新号を出しました。アメリカ市場で販売されている260台の部門別のトップピック10(推薦車10台)のほか、安全ランキングや中古車の評価も更新しました。注目度が高いトップピック10は、以下の通りです。

   全部門最高評価:テスラ・モデルS

   中型セダン:ホンダ・アコード

   小型車:スバル・インプレッザ

   エコカー:トヨタ・プリウス

   高級車:アウディA6

   スポーツセダン:BMW328i

   小型SUV:スバル・フォレスター

   中型SUV:ヒュンダイ・サンタフェ

   ミニバン:ホンダ・オデッセイ

   ピックアップトラック:ラム1500

電気自動車で価格が8万9650ドル(約896万円)もするテスラのモデルSが初めてランクイン、しかも全車種で最高の評価だったのは驚きでした。ヒュンダイのサンタフェ、スバルのフォレスター、そしてクライスラーのラム1500も初めてトップピックに選ばれました。

トップピック10に日本車が5台入り、「多い」との印象を受けます。しかし、1997年には日本車が推薦車の70%を占めたことを考えますと、競争相手の評価が上がっていることがわかります。

コンシュマー・リポーツの情報がアップされた昨日25日、ニューヨーク株式市場ではテスラ株が急上昇、評価が低かったフォード株が売られました。影響の大きさをあらためて感じました。
 
 
[FEBRUARY 26, 2014] No 0105481

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカがわかる)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ