2分でわかるアメリカ

2014/01/09びっくり予想「ドル円120・ユーロドル1.25」


 アメリカの大手投資会社ブラック・ストーンの投資助言部門のバイロン・ウィーン氏が「びっくり10大予想」を今週発表しました。モルガン・スタンレーのストラテジストを長年務めたウィーン氏は、マーケットを中心とした10の「なさそうだけど、ありそうな」予想を毎年発表していて今回で29回目です。 

2014年版びっくり予想を以下に簡単にまとめました。

1.S&P500が10%調整した後に反発、年間で20%上昇
2.アメリカの成長率は3%超、失業率が6%に接近
3.ドル高が進みドル円は120円ユーロドルは1.25
4.日経平均は年始めに1万8000円に達し、下期に20%下落
5.中国の経済成長率が6%に鈍化
6.メキシコと韓国の株式相場が上昇、他の新興国は低迷
7.原油相場(WTI)が110ドルを突破
8.トウモロコシ相場が5.25ドルまで上昇
9.米10年債が4%に上昇
10.オバマ大統領の支持率がアップ、11月の中間選挙で民主党躍進

興味深いのは4で、「安倍晋三首相が積極的な財政出動と金融緩和を継続し、日経平均株価が年の始めに1万8000円に達するが、消費税の引き上げ、少子高齢化による影響が出て、下半期に日経平均が20%下げる」としています。また、2と4で、米国債利回りが大幅に上昇しドル相場を押し上げ、ドル高円安、ドル高ユーロ安になるとウィーン氏は予想しています。ドル高円安の予想は多いのですが、ウィーン氏の「120円」は少し驚きです。なさそうで、あってもおかしくない水準です。

ウィーン氏の去年2013年のびっくり予想は惨憺たる結果でした。特に株式相場については大はずれでした。ただ、円相場についてはほぼ的中しています。今年の全体についてウィーン氏は、50%超の確率で起こるとコメントしています。

[JANUARY 08 , 2014] No 0105445

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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