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2014/01/04「お金持ちの掟シリーズ 14」新年はHard Assetsに注目


「超高級車が飛ぶように売れた1年だった」とニューヨーク・タイムズが元日に伝えました。

2013年のロールス・ロイスとベントレー、ジャガー、ランボルギー二、そしてポルシェの販売台数は前年比で2ケタの伸び。マセラティは全米にディーラー網を拡大、売上高を55%も増やしました。フル装備で10万ドル(約1000万円)の電気自動車テスラSは、普通車並みに売れました。

超高級車が売れたのは、2013年の世界的な株高で、富裕層の資産が大幅に増えた背景があります。ただ、お金持ちを専門に取材しているCNBCのロバート・フランク氏は、富豪の多くは、2014年は株式相場が不安定になるとみていて、株式投資には消極的になるだろうとコメントしています。

ウォール街には、相変わらずブル(強気)な投資家が少なくないのですが、リンゼー・グループのアナリストは、2014年の株式相場は20%程度の大幅な調整があると予想しています。前年に大儲けした富豪は、こうした声に敏感です。

株式がダメならどうするか。フランク氏は、富豪は現金の持ち高を増やすと同時に、Hard AssetsとCollectablesに投資するだろうと予想しています。つまり換金性が高い資産や収集品です。

具体的には、ブルゴーニュのロマネ・コンティやボルドーの1級ワインに代表される高級ワイン、希少性が高いフェラーリなどのアンティーク車、ピカソなど有名画家の絵画など。このほか、香港、ロンドン、サンフランシスコ、そしてニューヨークなどの高額不動産への投資も活発化するだろうと予想しています。フランク氏はさらに、中国経済の減速で、富豪のお金が東から西に移動するとみています。

2013年は株式で儲けたお金を新車や消費に使ったが、2014年は資産価値のあるモノを買うということだと思います。株式が上がっても下がっても、景気が良くなろうと悪くなろうと、富豪は投資と消費に忙しい。うらやましい限りです。  

[JANUARY 03 , 2014] No 0105442

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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