2分でわかるアメリカ

2013/12/27クリスマス・プレゼントを返す


クリスマスの翌日であるきょう26日は「ボクシング・デー」です。カナダ、イギリス、アイルランド、スウェーデン、オーストラリア、香港など多くの国や地域は祝日。教会が貧困層向けに集めたクリスマス・プレゼントのボックス(箱)を開ける日というのが起源です。スポーツのボクシングを祝う訳ではありません。

アメリカでは休日ではありませんが、小売店が混雑します。買い物を決済するレジではなく、返却を受け付けるカスタマー・サービスのコーナーです。アメリカでは、買った商品だけでなく、気に入らないギフトを小売店に返却するのが一般的です。クリスマス・プレゼントの箱を開けて「ガッカリした人」が返品します。ウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、アメリカ人の3人に1人が1つ以上のクリスマス・ギフトを返却するそうです。

コネチカットに住む友人は、クリスマス直前に、近所のデパートなどで洋服や玩具を信じられないくらい大量に購入、自宅で品定めをしたあと、プレゼントにしなかった大量の商品を返却する行動を何年も続けています。

ほとんどの商品は「ギフトレシート」を持参すれば、お金を返してくれます。レシートがなくても、商品分の金額を入れたギフトカードに換えてくれるところが多くあります。今年もまた、クリスマス・ギフトの多くを返すいつもの光景が見られました。

ただ、あまりにも返却する人が多いため、返却期限を短くする小売店が相次ぎました。玩具大手のトイザラスは年末商戦時に購入された家電など一部の商品は1月7日までしか返却を受け付けません。通常は1ヶ月ほどの返却期間があるのですが、携帯ゲームなどの返却期間は大幅に短縮されました。

 我が家では去年から、娘がサンタさんから貰いたいプレゼントを正確に事前告知してもらっています。娘はまた、クリスマス直前の誕生日前に、パーティーに招待する友だちとプレゼントについて談合しています。返却の混雑、手間を避けるためだそうです。 

[DECEMBER 26 , 2013] No 0105439

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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