2分でわかるアメリカ

2013/12/25人口増、米の強み


 アメリカの現在の人口は3億1731万人。1900年の人口は約7600万人でしたが、1968年に2億人を超え、2006年に3億の大台に乗せました。 

出生率が死亡率より高い自然増、移民数が多いことも影響して、人口増加率は西側の先進国の中で最も高くなっています。高齢化の問題はややありますが、少子化の問題がないことが、日本との大きな違いです。国勢調査局は、2050年のアメリカの人口が4億3900万人に達すると推定しています。

アメリカの都市の中で最も人口が多いのはニューヨークで、2位はロサンゼルス。州ではカリフォルニア州が最も多く、テキサス州が続きます。いずれの都市、いずれの州も人口が増えています。

カリフォルニア州の今年7月時点の人口は3820万人。カリフォルニア公共政策研究所による推定値です。「高い税率を嫌って他の州に移る人が多い」とよく聞くのですが、実際に10万3000人が他州へ引っ越しました。一方で、他の州からカリフォルニアに移ったアメリカ人も多く、6万6000人の入超でした。これに自然増と外国からの移民を加え、1年で17万人が増えました。人口増加率は過去10年で最大でした。

ロサンゼルスの人口増加率は0.75%と緩やかだったのですが、サンフランシスコを含むベイ・エリアと呼ばれる北カリフォルニアの地域では、1.47%から1.68%の増加率でした。有力なベンチャー企業で知られるシリコンバレーのブームが、移住者を増やしていると見られます。

研究所の数字はあくまで推定値です。なぜ推定かと言いますと、居住資格を持たない不法移民の実体が正確に把握できないためです。不法移民の多さも、アメリカは先進国で断トツの1位だと思います。

いずれにせよ、アメリカの景気回復が先進国の中で最も堅調なことと人口増には関係があると思います。

明日25日は、クリスマスのため連邦祝日です。お休みとし、翌26日に再開します。

[DECEMBER 24 , 2013] No 0105439

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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