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2013/12/182014年大予想1:見方分かれるドル相場


今年もあと2週間。毎年この時期になると、その年を回顧する特集やヒットランキングが目につきます。日本人は特に、この手のものが好きで、テレビで取り上げると視聴率が上がるという経験則があります。また日本では、新年の行方を元旦の新聞やテレビの録画番組で楽しむ習慣があります。一方、欧米では、クリスマスは大イベントながら、正月は花火が上がる程度。新年予想は年末に相次いで公表されます。

年末まで不定期に「2014年の大予想」をお伝えします。

 1本目はドル予想です。ドルは、明日18日に結論が出るFOMCの判断によって変動する可能性がありますが、目先ではなく来年1年のドル相場の予想を取り上げます。 

まず、日本人が最も気になるドル円については、来年末までに120円もしくは130円に向かうという大幅な円安予想も一部でありますが、大半は緩やかな円安を予想しています。

ロイタージャパンが、日本を拠点にするエコノミストやストラテジストを対象に実施したアンケート調査によりますと、ドル円のレンジ予想は96円から110円でした。アンケートに答えた33人のうち10人がドル円の高値を110円と予想しました。ドル円の高値の時期については12月と答えた人が15人と半数近くいました。安値の時期は1月が最も多く7人だったのですが、4月が4人、6月が5人とバラバラでした。消費税引き上げ後の日銀の政策などを巡る見方が影響している可能性があります。

一方、ブルームバーグは、ユーロドルの見方が分かれていると伝えています。と言ってもドル安予想は少数派です。ゴールドマン・サックスのロンドンを拠点にするトーマス・ストルパー氏は、大半の予想とは逆にドルの軟調な展開を予想しています。

来年のユーロドル相場に関する46人の市場関係者を対象にしたアンケート調査では、現在1.37前後の水準から1.28までユーロ安ドル高が進むとの平均予想でした。BNPパリバ、バークレイズ、モルガン・スタンレーのストラテジストはドル高を予想しています。

これに対しゴールドマンのストルパー氏はユーロドルが1.40まで上昇する、つまりユーロ高ドル安を予想しています。ストルパー氏は、FRBの緩和縮小が既に相場に織り込まれていること、一段のドル買いを進める材料がないことなどを理由に挙げています。ストルパー氏の今年の予想は、何度か修正されていますが、ほぼ当たっています。来年はどうでしょう。

[DECEMBER 18 , 2013] No 0105433

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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