2分でわかるアメリカ

2013/12/17マジックナンバーは25


今年のクリスマスは来週水曜日。週の半ばであるため、アメリカでは来週から年始まで丸2週間お休みになる会社が少なくありません。ほとんどの学校も今週末から冬休みに入ります。つまり、ほとんどのアメリカ人にとって今週が事実上の最後の1週間になります。

この時期、日本では忘年会の季節であり、同時にお歳暮を贈る習慣があります。アメリカも似ています。ドンチャン騒ぎはありませんが、シャンパンを飲みながらの立食パーティーを楽しむ光景が目につきます。また、ホリデー・ギフトをお世話になった人に贈る習慣も日本と同じです。

どんなものを贈るのか。一般的には、ワインやチーズなどが詰め込まれたギフトセットやギフトカードが人気のようです。ウォール街やハリウッドのスタジオなどではかつて、ティファニーのネックレスなどの高価なギフトが溢れていました。しかし、最近では25ドル(約2500円)以下の「気持ち」が主流です。

なぜ25ドルなのか。アメリカの税制で、一人当たり贈答品25ドルまでが経費として認められるからです。スターバックスの25ドルのギフトカードや25ドルのiTuneカードが飛ぶように売れている他、小売店なども25ドルの小さなギフトセットを大量に用意しています。

金融危機や数多くのスキャンダルを経て、25ドルギフトを徹底する企業が増えています。ワシントンでは、25ドルを超えると「賄賂」とみなされるとジャーナリストの知人が教えてくれました。

もちろん、税金を気にせず高額なギフトをする企業も少なくありません。ワインショップには「ドン・ペリニヨン」がずらりと並んでいます。ちなみに、英語でシャンパンのことを「バブル」と呼びます。ドン・ペリ二ヨンは文字通り「バブル」なギフトだと思います。  

一方、個人ベースでは、「25ドル」は関係ありません。そもそも贈答品が経費ではないからです。こちらの方は10倍の「250ドル」が最大の目安だと知人が教えてくれました。あくまでも個人の目安ですが。

[DECEMBER 16 , 2013] No 0105431

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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