2分でわかるアメリカ

2013/11/30「お金持ちの掟シリーズ9」メイドの年収いくら?


今年8月、イタリア・トスカーナ地方のフォート・デ・マーミにある富豪の友人宅に家族で滞在しました。隣接する別宅には、秘書2人、運転手2人、メイド5人、ベビーシッター2人、シェフが1人住み込みでいました。このほか、ヨットのクルー2人とシェフがいました。合計15人。豪邸に住むのにはお金がかかるものだとの強い印象を受けました。

友人は、モスクワの自宅でも20人近くのスタッフを雇用しています。ボディガードは4人います。旅行にもスタッフの一部が同行するため、年間の飛行機代は300万ドル(約3億円)に達します。

お城のような巨大な家が多いアメリカでも、ロシア同様に執事やメイドなど多くのスタッフが雇用されています。

いくらで雇えるのか。ウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、掃除や洗濯などをするハウスキーパーは年6万ドル(約600万円)から9万ドル(約900万円)。女性メイドは年7万5000ドル(約750万円)、執事の年収は最低8万ドル(約800万円)からで、20万ドル(約2000万円)の年収を稼ぐ執事もいるそうです。

ロサンゼルスやニューヨークのエージェントは、候補者に掃除やアイロンの掛け方などの訓練をしています。年に100万ドル(約1億円)以上の人件費を払う顧客もいるそうです。欧米のお金持ちは、豪邸を買った後も、多額の維持費を払っているのです。

メイドやハウスキーパーと暮らすのが欧米の富豪の掟みたいなものです。お城もしくはメイドカフェは別として、日本でこれほど多くのスタッフを個人で雇っている人を知りません。昭和以降にメイドを使う文化が無くなったこと、なにより家のサイズが小さいことなど、いろいろな理由があると思います。

  
[NOVEMBER 29 , 2013] No 0105420

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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