2分でわかるアメリカ

2010/07/01スパイの武器はお色気?


2日連続でスパイの話です。

7月に公開されるハリウッド映画「ソルト」(SALT)。アンジェリーナ・ジョリーが演じるロシアのスパイ容疑をかけられたCIAエージェントのエブリン・ソルトが、自分の容疑を晴らすために戦うドラマです。アンジェリーナ・ジョリーのアクションが見せ場です。  

ソルトは映画の中の世界ですが、セクシーなスパイは実在したのです。FBIが28日に逮捕したロシアのスパイの中の一人です。アンナ・チャップマンという離婚歴がある28歳のロシア人スパイは、映画スターやファッション・モデル並の美貌とスタイルだったため、全米のマスコミが飛びつきました。

ニューヨーク・ポストは「セクシー・スパイのアンナ・チャップマン」と題して大きな写真を掲載しました。ヒョウ柄の短いドレスを着た写真も公開されました。ウォール・ストリート・ジャーナルはさすがに「セクシー」という表現は使いませんでしたが、真っ赤なパーティードレスを着た彼女の写真を載せました。

アンナ・チャップマンは経済学の修士号を持ち、オンライン不動産会社を経営。会社の価値は200万ドルと本人が言っています。お色気を武器に情報を収集したかどうかは不明ですが、毎週水曜日にロシア政府関係者に情報を渡していたということです。FBIのおとり捜査官に偽のパスポートを届けるよう依頼され、それに応じたところ逮捕されました。

一方、イギリスのデイリー・スターは「セクシー・スパイはイギリスを拠点にしていた」とする独自記事を掲載。アンナ・チャップマンは一躍、時の人になりました。

ロシア人10人がスパイ容疑で逮捕(もう一人はキプロスで身柄拘束)されたことを受け、プーチン首相はアメリカを批判しています。米ロ関係に深刻な影響を与えかねない今回のスパイ事件、セクシー・スパイの登場で、世の中の関心が違う方向に向かっている気がします。

[June 30, 2010] No 010196

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2019.04.24 更新ソフトバンク孫氏、個人投資で大損社会現象と言えるほど騒がれたビットコイン。インターネット上の仮想通貨です。中国でのブームが去った後、日本の個人投資家が積極的に買ったとされています。2017年1…
  • 2019.04.23 更新不動産低迷、シドニー、ロンドン、ニューヨークオーストラリアの住宅価格の下落が顕著です。西端のパースはピークから18%下落。最大都市シドニーは14%ダウン。メルボルンの住宅価格は10%下げました。供給過剰、…
  • 2019.04.20 更新ビバリーヒルズ90210に住む、いくら必要アメリカ人の一部の間で「50/30/20ルール」という指針があるそうです。手取り収入の50%は必要経費。住宅ローンや家賃、食料品、ガソリンや公共料金、保険など生…
  • 2019.04.19 更新外為は通常で株は休場、わかりづらい祝日祝日は祝日。日本人なら誰でもそう思います。アメリカは違う。連邦政府が祝日に指定しているのに、地域によって休みにならないことがあります。逆に、連邦祝日ではないのに…
  • 2019.04.18 更新アメリカが報じない日米交渉日米両政府が15日と16日の2日間に渡ったワシントンでの閣僚級の貿易協議を終えました。農産物と自動車を含む物品貿易の議論を先行、データ貿易も交渉に含めることで一…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカがわかる)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ