2分でわかるアメリカ

2013/11/14ブラックフライデーの目玉


 黒い金曜日。アメリカでは11月の第4木曜日にあるサンクスギビングデー(感謝祭)の翌日をこう呼びます。年末商戦が本格的にはじまる日で、一年でモノが最も売れ黒字になることが由来しています。ギャングの脳みそを大学教授に移植するホラー映画「Black Friday」は別ものです。 

「勝負の日」は29日。2週間を切り、大手小売各社の戦略が見えてきました。ディスカウント小売のターゲットは、ブラックフライデーの前日、つまり感謝祭の日の夜8時にオープンすると発表しました。いわゆるフライングで、去年より開店時間を1時間早めました。ターゲットはまた、24日から2週間に渡ってオンラインで日替わりセールを実施するハイブリッド戦略です。

今年は、デパートのメイシーズとディスカウント小売のJCペニーもフライングすると発表。玩具のトイザラスや家電小売のベストバイもサンクスギビングデーの夕方から約30時間連続で営業します。ベストバイは、アマゾンのキンドルファイアHDとiPad2をそれぞれ100ドル(約1万円)値引き、ブルーレイDVDは1タイトル8ドル(約800円)にすると告知しています。

ブラックフライデーからクリスマスまでの1ヶ月弱は、小売各社が年間の20%から40%を売上げる最も重要な季節。景気のバロメーターでもあります。カレンダーの関係で、今年の年末商戦の期間は去年より6日間も短いため、小売各社は必死です。アマゾンは、郵便局と契約し、日曜日の配送をニューヨークとロサンゼルスで開始します。全米小売協会は、前年比で3.9%の売上増を見込んでいますが、どうでしょうか。

ところで、過去のブラックフライデーでは、任天堂DSやWii、iPadなどが目玉となり、売り切れ店が続出しました。大型LCDテレビの値下げ競争も激化しました。今年はどうか。個人的には、iPadエア、新型iPadミニ、iPhone5SとCを発売したアップルが目玉になると予想します。他に目立って話題を集める商品がないからです。他は大幅な値引きが目玉になりそうです。

[NOVEMBER 13 , 2013] No 0105408

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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