2分でわかるアメリカ

2010/06/30お隣さんはジェームス・ボンドかも


僕はモスクワに94年から3年間住みました。その前後も、何度かロシアを訪問しました。妻はロシア人で、親戚の半分はロシア人または旧ソビエトの出身です。

こうした環境の中で僕は、幾度となくスパイの話を耳にしました。マドリードで30年間もスペイン人として暮らしていたスパイ夫婦、パリで外交官として働く元KGBエージェント、外国特派員を食いものにするお色気スパイ。

アメリカの司法省はきのう、「ロシア人スパイ10人を逮捕、一人の行方を追っている」と発表しました。発表の詳細は、冷戦時代のジェームス・ボンド(スパイ)、または僕がモスクワで過去に聞いた話そのものでした。「まだいたのか」と正直驚きました。  

司法省によりますと、逮捕されたスパイのほとんどは結婚していて、アメリカ人として普通に暮らしていました。

政治関係者や核関係者らに接触、ニューヨークやボストンなど東海岸の大都市のカフェや本屋、駅などで、SVR(昔のKGB)のエージェントに情報を渡したりしていました。アメリカの政治がロシアに有利に働くよう工作したりしました。危険が迫っている時は雑誌タイムを手に持ちサインを送ったこともあったそうです。

今だから話せますが、モスクワ時代、親しくしていたロシア人に「この人はスパイではないか」と密かに思っていた人が何人かいました。アパートの隣に住んでいた老婦人も疑っていました。アメリカでも隣人がスパイの可能性なんて信じられません。

[June 29, 2010] No 010195

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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