2013/10/24iPadエアは買いか
アップルが22日、iPadの第5世代となるiPadエアを発表、11月1日から中国を含めた世界の主要国で発売します。 | ![]() |
iPadエアのディスプレイのサイズは従来と同じ9.7インチですが、本体は約2ミリ薄くなりました。重さは3割ほど軽量化。MPUはA7、OSは最新のiOS7を搭載しています。カメラの画質も上がりました。一言でいえば、薄く、軽く、速くなりました。予想されていた指紋認証のセキュリティ機能は見送られましたが、これはiPhone5Sの需要が強かったことが影響している可能性があります。
アップルはまたiPadミニも同時に発表しました。Retinaと呼ばれる高画質のスクリーンを採用、値段は従来より70ドル(約7000円)高く設定されました。399ドル(約4万円)です。
驚いたことにアップルは、iPad2とこれまでのiPadミニも値段を下げて販売を継続すると発表しました。幅広い価格帯を揃え、年末商戦に備えるアップルの戦略です。
急拡大するタブレットはアップルが創った市場です。IDCのまとめでは、デビューした2010年に80%超あったiPadのシェアは32.5%に低下しました。
ただ、携帯端末のトラフィックを調査しているチキータによりますと、タブレットによるウェブ・トラフィックの84.3%はiPadから来ています。つまり、アマゾンのキンドルやサムスンのギャラクシーの利用率は極めて低いと言えます。個人的には、機能はiPadが他を圧倒していると思います。
我が家では、自分がiPad2、妻がiPad3、娘がiPadミニを使っています。最近は高画質のビデオが増えたこと、そしてiPad2の重さが少し気になっていたことで、個人的にiPadエアの購入を考えています。アメリカのメディアやアナリストの反応も上々です。
ただ、iPad3やiPad4を持っている人の買い替えは慎重にした方が良いかもしれません。また、iPadミニはスクリーンが小型で解像度の低さが気にならないため、アップグレードは待った方がいいと思います。ただ、新規に購入を検討している人は絶対に買いです。たぶん。
[OCTOBER 23 , 2013] No 0105394
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【データ提供】
松島 新(まつしま あらた)氏

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。
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