2分でわかるアメリカ

2010/06/29凄いことになってます


DVRに録画してあったテレビ番組をまとめてみました。最初に見たのは、BBCの「リーマン・ブラザーズの最後の日」(Last days of Lehman Brothers )。2008年9月に経営破たんしたリーマン・ブラザーズの破たん前最後の3日間を描いたドラマです。

「100人いたら102人が銀行員を嫌う」というナレーションではじまるドラマは、リーマンのディック・ファルドCEO(当時)とハンク・ポールソン財務長官(当時)のやり取りがうまく描かれていて、面白かったです。

制作の詳細を調べようとネットで検索すると、番組がいくつものサイトで非公式公開されていました。もちろん無料で。

アメリカのネットワークテレビは、ほとんどの番組を放送後にネットで無料公開しています。ただリーマンのドラマは、CNBCがBBCからアメリカでの放映権を買ったもので、ネットで見られないと思ったのですが、甘かったです。コンテンツは凄いことになっているのです。

日本のテレビドラマは権利処理がされていないことが多く、アメリカのドラマのようにネットで公開しない(できない)ことが多いのですが、香港や台湾経由でほとんどのドラマが放送後直ぐに見られるそうです。友人の一人はヤミツキになっているそうです。やたら日本のドラマに詳しいのには、理由があったのです。

テレビ番組だけではありません。ほとんどの映画もネットで見ることができます。去年公開されたXメンは、映画完全版が公開前の1ヶ月前になんと7万5千ダウンロードされたそうです。今週末公開されるトワイライトは、既にいくつものサイトで見ることができます。  

公開前の映画は、もちろん違法コピーですが、抜本的な解決策はありません。今後は電子書籍やゲームコンテンツなども海賊版が非公式ルートで広く流通する可能性があります。ネットには国境がないため、世界規模の対策が急務です。コンテンツ・プロバイダーを守る必要があります。「有名作家の最後の日」なんていうテレビドラマは見たくありませんから。

[June 28, 2010] No 010194

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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