2分でわかるアメリカ

2013/10/16BPAに気をつけて


開栓していないペットボトルの水が車の中に2、3日置いてあったのですが、この水を飲むと危険だと13歳の娘から注意されました。有効期限は十分にあるし、栓も開けていないので大丈夫だと言ったのですが、「間違いだ」と言われました。

学校で、ペットボトルを日に晒すとBPAが上昇し健康に害があると習ったそうです。調べてみました。

BPAとは「ビスフェノールA」の略語で、プラスティックや缶詰などから出る化学物質。人体に悪影響があることが指摘されています。アメリカ政府の食品医療局が3年前、BPAを含む製品の使用を控えるよう通達を出していました。

具体的にどのように人体に影響するのか。ハフィントン・ポストは、BPAが多く混入したペットボトルの水を飲んだ妊娠初期の女性は、流産などの可能性が80%高まるという研究結果が発表されたと報じています。ただ、それ以外の人体への影響は詳しく解っていないようです。

ほとんどの人の尿にBPAが確認されます。プラスティックの容器に入った食品やペットボトルなどから出たBPAが体内に取り込まれていることは間違いないようです。  

BPAの摂取を抑えることは可能です。プラスティックの容器に入った食品、缶詰などを避ける、ペットボトルの水を太陽に晒さないなどです。でも、コンビニのお弁当とペットボトルのお茶が日常的になった日本では、無理ではないかと思います。

アメリカのスーパーでは、BPA FREE(BPAを含まない)と書いたプラスティック製の食品やドリンクを入れる容器が売っていました。ただ調べてみると、「完全に安全だとは言えない」という科学誌の記事がありました。どう考えても、絶対にBPAを100%避けることはアメリカでも不可能だと思います。

[OCTOBER 15 , 2013] No 0105386

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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