2分でわかるアメリカ

2013/10/03強い米ブランド、落ちる日本


世界のブランドの価値を数値化して比較した「ベスト・グローバル・ブランズ2013」が公表されました。広告大手のオムニコム・グループ傘下のインターブランドがまとめたもので、世界的に注目されるランキングです。  

ランキングをはじめてから14年目ですが、過去13年はコカ・コーラがトップでした。しかし、今年はコカ・コーラが3位に後退、トップはアップルに入れ替わりました。ブランドの価値は983億1600万ドル(約9兆8316億円)で、前年比28%上昇しました。グーグルは、ブランド価値を34%上げ、僅差で2位につけました。

ランキングで目立つのは、アメリカのブランドの圧倒的な強さです。トップ3のほか、4位がIBM、5位がマイクロソフト、6位がGE、7位のマクドナルドと上位を独占しました。また、19位のアマゾン・ドット・コムが企業価値を27%上げ、52位のフェイスブックが43%上げるなど、アメリカのブランドのほとんどが価値を大幅に上げています。

日本のブランドはトップ100に7社入りました。トヨタ(10位)、ホンダ(20位)、日産(65位)の自動車3社は価値が上がったのですが、キャノン(35位)、ソニー(46位)、任天堂(67位)は、いずれも価値を落としました。パナソニック(68位)は1%ながらブランド価値を上げましたが、日本ブランドの凋落が目立ちました。

反面、8位のサムスンは価値を20%上げ、日本の家電ブランドと明暗が分かれました。韓国企業では、ヒュンダイ(43位)とキア(83位)も企業価値を大幅に上げています。

ランキングには、メディア、ソフトウェア、食品、飲料、生活用品、スポーツ用具、ファッション、金融機関、運輸など幅広い分野のブランドが入っています。日本と韓国は自動車と家電しか入っておらず、アメリカとヨーロッパのブランド力が圧倒的に強いことがわかります。

[OCTOBER 02 , 2013] No 0105377

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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