2分でわかるアメリカ

2013/07/03猛暑の車内でクッキーが焼けた


自宅があるサンタモニカは海が近いため摂氏25度程度なのですが、内陸で山に囲まれたエンシーノ、シャーマンオークスなどロサンゼルス周辺の気温は先週末から摂氏35度を超える猛暑が続いています。週末にカラバッサスという地区にある友人宅に行ったのですが、気温は38度。これまで体験したことない暑さでした。

ロサンゼルスの東側にあるパサディナでは、日曜日にマラソン大会があったのですが、12人のランナーが熱中症で病院などに運ばれました。

南カリフォルニアのほか、隣のネバダ州、さらに隣のアリゾナ州でも記録的な猛暑になっています。ロサンゼルスからラスベガスへ向かう途中にあるデスバレーでは、きのうの気温が摂氏53度に達しました。ラスベガスも摂氏47度と観測史上最高を記録しました。

高い気温と乾燥による山火事もアメリカ南西部各地で発生しています。特に深刻なのはアリゾナ州。きょうまでに約8400エイカーが燃え、50の住宅が全焼しました。消防士が消火に当たりましたが、19人が死亡する大惨事になりました。これほど多勢の消防士が一度に死亡したのは、2001年の9.11同時多発テロ以来のことです。

アリゾナのフェニックスの天気情報会社は、どれほど暑いかを示すため、窓を閉め切ったクルマの中でクッキーを焼く実験をしました。車内の温度は摂氏93度に達し、4時間でクッキーが焼けたとNBCが伝えました。信じられないと思いますが、本当の話です。

猛暑下では空気の濃度が薄くなるため、フライトにも影響が出ています。週末に摂氏46度まで気温が上がったフェニックスでは、ユナイテッドエアウェイズが緊急着陸しています。

猛暑は独立記念日の4日まで続く見込み。猛暑は北の方にも拡大するとの予報です。暑いのは嫌いではありませんが、ここまで暑いと脅威を感じます。アメリカ南西部を旅行される方は、くれぐれもご注意を。  

[JULY 02, 2013] No 0105312

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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