2分でわかるアメリカ

2013/05/10白人男はアジア女性がお好き


我が家は夫がアジア系(日本人)で妻が白人。アメリカの夫婦の5組に1組は配偶者同士の人種が異なっているという統計があります。白人と黒人、ヒスパニックと白人、黒人とアジアなどいろいろな組み合わせがありますが、我が家のようなパターンは少ないです。しかし、夫が白人で妻がアジア系というパターンは非常に多いです。

古くはビートルズの故ジョン・レノン夫妻。最近では、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOが中国系アメリカ人と結婚しました。

最近目立つのは60歳を超えた白人男性と年齢が30歳も40歳も若いアジア系女性のカップルです。こうしたカップルの多くは、なぜか白人の夫の方に離婚経験があり、太っています。そして、アジアの女性の方は初婚で、やせているパターンが多いです。

「Seeking Asian Female(アジアの女性を探す)」という題名のドキュメンタリーが今週月曜日にPBSで放送されました。公営のPBSはほとんど見ないのですが、ニューヨーク・タイムズやロサンゼルス・タイムズが、この手の作品としては高い評価をしていたので録画してみました。

 サンフランシスコ空港の駐車場の料金所で働いているスティーブンさんは大のアジア女性好き。最初の結婚でできた息子が日系アメリカ人と結婚したことでアジア女性に興味を持ちました。パートナーを紹介する冊子をメールオーダーし、日本人女性とフィリピン人女性とデートしました。でも、長続きしませんでした。今度はインターネットの紹介サービスにアクセス、バーチャルに知り合った中国人女性に恋をしました。直ぐに中国へ飛び、婚約しました。 

お相手は中国の地方都市に住む30歳のサンディさん。英語は出来ません。K-1ビザという婚約者ビザで入国しました。ビザの有効期限が切れる3カ月前に結婚。言葉が通じないこと、文化の違い、性格の不一致などで何度も危機がありましたが、今年で結婚4年目を迎えました。サンディさんがアメリカに入国してからの日々を、面白おかしく描いたドキュメンタリーでした。

中国系アメリカ人である監督のデビー・ラムさんは、白人がアジア人女性に熱を上げる現象を「yellow fever(黄熱病)」と呼びました。アフリカの風土病のことですが、黄色人種(イエロー)に熱を上げるとする皮肉った表現です。白人男性は、なぜアジアの女性を好きなのか。優越感を感じたいのか、性的な目的か、それとも単純にアジアの文化が好きなのか。ドキュメンタリーは異例の反響を呼んでいます。

[MAY 09, 2013] No 0105270

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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