2分でわかるアメリカ

2010/06/10魅せて、虜にする香水


新聞などのメディア報道から、「2分でアメリカを知る」のコーナーでアメリカの見方などを理解する上で必要な情報や重要ニュースを選び、毎日4本ほど要約しています。きょうは、昨日のウォール・ストリート・ジャーナル・アメリカ版に興味深い記事が出ていましたので、あえてこのコーナーでご紹介します。

「シベリアタイガーなど大型のネコ科の動物が、ある男性用香水に魅せられている」という記事です。ニューヨークのブロンクスにある動物園で2003年に、24種類の香水をチーターに試し、どのくらい興味を持ち続けるか実験しました。エスティローダーの「ビューティフル」はわずか2秒。レブロンの「チャーリー」もたった15.5秒と、チーターは全く興味を示しませんでした。

ところが、ニナ・リッチの「レールデュタン」には10分40秒。そして、最も興味を示したのは、カルバン・クラインのオブセッション・フォーメンチーターは11分10秒も香りを嗅ぎ続けました。これは、チーターが餌を食べる時間よりも長いそうです。実験を受けて、このフレグランスは世界中の動物園などで幅広く使われるようになりました。  

商品説明によりますと、発売は1986年。「マンダリンとスパイス、ムスクのセクシーな香りがする」と書いてあります。アマゾンで調べてみると、男性用オードトワレの中でカルバン・クラインの「オブセッション・フォーメン」は2位と人気商品でした。ちなみにトップは、アルマーニの「アクア」です。

「オブセッション・フォーメン」の開発担当者は、「バニラとグリーンの融合により緊張を高めムスクがセックス・アピールを高める」と説明しています。何だか良く解りませんが、動物が魅せられたことは間違いありません。オブセッション(Obsession)とは、日本語で「取りつかれる」とか「虜になる」という意味です。

カルバン・クラインの「オブセッション・フォーメン」をつけて、突然モテるようになった人がいたら、教えてください。

[June 09, 2010] No 010171

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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