2分でわかるアメリカ

2013/03/29Same Sex Marriage


若い男性2人組の1人が「僕は彼を愛している」と真剣に語る。こんなインタビューが繰り返し放送されました。

アメリカの今週のテレビのメインニュース、そして主要紙のトップ記事は、Same Sex Marriage問題一色でした。男と男、女と女の同性間の結婚を認めるかどうかを巡る歴史的な審理がワシントンの連邦最高裁判所ではじまったからです。

きっかけは同性カップルがとりわけ多いカリフォルニア州でした。2008年の住民投票では52%が同性婚の禁止を支持しました。州の憲法は住民投票の結果を受け、結婚を男女間に限定するよう修正されていますが、この是非が連邦最高裁で審理されています。

ミドルスクール7年生の娘には、お父さんが2人いる同級生やお母さんが2人いる友だちが少なくありません。リベラルで知られるカリフォルニアでは、同性間の事実婚が当たり前になっています。ロサンゼルスのウエスト・ハリウッドやサンフランシスコの路上で、接吻するマッチョな男性同士のカップルもよく目にします。

 ただ、法律で同性婚を認めると、税制や社会保障の配分など社会制度を根本から変えることになります。同性婚支持は事実上容認するが、法律でも認めるかどうかについては国民を二分しています。 

最高裁の判事の意見も大きく分かれています。26日と27日の審議における質問などから判断しますと、支持が4人、反対が4人います。判事は9人いますので、リベラルと保守の中間であるケネディ判事が鍵を握りそうです。判断が下されるのは6月になる見通しです。

一方、フランスのオランド大統領は、同性婚の合法化を目指しています。週末には30万人規模の反対デモがパリで実施されましたが、こちらも社会を二分する問題に発展しています。「海図なき水域」とされる同性婚を合法化するかどうかの議論は、今後2、3月に渡り最もホットな問題になりそうです。

[MARCH 28, 2013] No 0105240

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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