2分でわかるアメリカ

2013/03/27祝日モードのアメリカ


フリーウェイを運転していて気付いたのですが、今週1週間は休暇を取る人が多いようです。次の日曜日がキリスト教のイースター(復活祭)、そしてユダヤ教の過越祭(ペサハ英語ではPASSOVER)が今日26日から1週間、この時期に合わせて設定されている公立学校の春休みが重なっているため、家族旅行に行く人が多いのです。

 あらゆる人種と民族、宗教が入り混じるアメリカでは、連邦の祝日以外に独自の休みをバラバラにとります。キリスト教徒とユダヤ教徒は特に多いため、今週1週間は「休みモード」になっています。ロサンゼルスでは、もう1つ忘れてはいけないのがイランの祝日です。先週1週間は、ノールズと呼ばれるイランの新年でした。 

今年のアカデミー賞の作品賞を受賞した映画「アルゴ」で描かれた1979年のイラン革命後、多くのイラン人が外国に移住しました。最も人気があった移住先がアメリカでした。約200万人のイラン人が移り住みました

最も多くのイラン人が移住したロサンゼルスの中で、特にビバリーヒルズ、UCLA周辺のウエストウッズ、サンタモニカなどにはリッチなイラン人が集中しています。豪邸や商業不動産の多くはイラン人が所有、大規模なペルシャ料理のレストランも少なくありません。ビバリーヒルズ市長はイラン生まれのイラン人です。高級ブランドのブティックが並ぶロデオドライブの近くに、ペルシャ語で書かれた看板が目につきます。

イラン人のファミリーは先週、イランの正月を祝いました。シティバンクの行員は、正月に使う「新札」を求める人で混雑したと話していました。日本のお年玉のような習慣があるようです。また、移住したイラン人のほとんどはユダヤ教徒であるため、今週はユダヤ教ペサハを祝います。

世界中の祝日を祝うアメリカは国連みたいだなとつくづく思います。イースターが近づく今週後半は祝日モードがさらに高まりそうです。マーケットは薄商いになりそうです。

[MARCH 26, 2013] No 0105238

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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