2分でわかるアメリカ

2013/02/26オスカー・ウィークエンド


第85回アカデミー賞は昨夜24日夜、発表・授賞式がハリウッドのドルビー・シアターで行われました。

映画スタジオが集中、俳優や監督、プロデューサーが数多く住むロサンゼルスでは、この週末を「オスカー・ウィークエンド」と呼びます。

 金曜日から受賞式当日の日曜日までの3日間、ウエスト・ハリウッドやビバリーヒルズで主要なパーティーが30以上開かれました。この時期になると、ビバリーヒルズ周辺の宝飾店や高級ブティックがパーティーに出席する人で大繁盛。多くのレストランやバーでは「オスカー・メニュー」が登場します。アメリカでは「アカデミー賞」をオスカーと呼ぶのが一般的です。 

ABCテレビでは、午後1時半から「オスカー・プレショー」「レッドカーペット」「発表・授賞式」が午後9時まで続き、さらに「授賞式の総括とトークショー」が深夜遅くまで放送されました。我が家は壁一面でテレビを表示するプロジェクターがある友人の家で、バーベキューをしながら賞を楽しみました。

今年のアカデミー賞は、ベン・アフレック監督の「ARGO(アルゴ)」が予想通りの作品賞でした。イラン革命直後の1980年のアメリカ大使館職員の救出劇を描いた作品で、後半の空港シーンが印象的です。アカデミー会員好みの本格派でお勧めします。

アカデミー賞は、ロサンゼルスにあるThe Academy of Motion Pictures Arts and Sciencesの会員の投票によって選ばれます。映画業界に貢献した6000人以上のプロデューサー、監督、俳優、音楽、スペシャル・エフェクトなどの会員に、年末から年始にかけて候補作のDVDと投票用紙が送られます。試写界も分野ごとに実施されます。ただ、会員の多くが高齢化していて、全部の作品を見て投票したかどうかは確認の手段がありません。

候補作を制作した映画会社が業界紙やロサンゼルス・タイムズにPR広告を出すのですが、いつの年も玄人好みの作品が選ばれる傾向があります。会員の高齢化に加えて、芸術作品としての映画を支援するミッションがあるからです。このため、興行成績と受賞が一致しないことが多くあるのです。

見たことがない作品が選ばれると注目度が下がるので、アカデミーでは今年、さまざまな工夫をしました。司会者にコメディックな男性を採用したり、先行して発表されるゴールデン・グローブ賞の授賞式の前にノミネートを発表したりしました。

「オスカー」が、アメリカの紅白」と言っていいほど国民的イベントであることを再確認した一日でした。

[FEBRUARY 25, 2013] No 0105219

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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