2分でわかるアメリカ

2013/02/19スマートフォンが消える日


 アメリカで最も重要な会社はアップル。注目度は高く、株価が上がっても下がってもニュースになります。最近では、日本円に換算して12兆円以上もある現金の使い方も話題になりました。 

アップルの新製品の噂も絶えません。値段が安いiPhoneやレティナ・ディスプレイを採用したiPadミニ、さらにはテレビのコンセプトを変えるとされるiTVが近い将来発表されると言われています。昔と違ってネット時代であるため、ネット上で噂が広がり、ニューヨーク・タイムズなどの主要メディアが、それをネタに追加取材し記事にすることが繰り返されています。

最近の噂、報道で注目されるのが、Wearable Computerです。日本語に訳すと「身につけるコンピュータ」。腕時計のようなコンピュータと言った方がわかりやすいかもしれません。アップル製品の製造を委託している台湾のフォックスコン関係者からの情報を元に、主要メディアが相次いで報じています。

非公式にiWatchと名付けられた端末は、スマートフォンの機能を一部持ち、エクササイズしながらメールやメッセージを確認したりできる製品だと噂されています。iPod、iPhone、iPadと革新的な製品を発表してきたアップルにとって、「次の製品」が成長に必要であるため、来年にも発表されるのではないかとみています。

腕時計型の端末は新しい発想ではありません。2003年にマイクロソフトがSPOTというテクノロジーを発表しています。時計メーカー数社が商品化しましたが、2、3年で市場から消えました。スポーツメーカーのナイキは既に腕時計型の端末を出していますし、ペプル・テクノロジーというベンチャー企業はブルートゥースでスマートフォンと繋ぎ、メッセージなどを表示する腕時計型の製品を発表しています。

「身につけるコンピュータ」は将来、iPhoneやiPadに変わる端末になるとウォール街の著名なアナリストが語っています。グーグルはメガネ型の端末のモックアップを発表しています。「iWatch」はブレイクしない可能性もありますが、個人的にはアップルのマジックに期待したいです。

[FEBRUARY 18, 2013] No 0105212

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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