2分でわかるアメリカ

2013/02/07古着屋+ソーシャル


ビバリーヒルズの東側、ウエストハリウッドには古着店が並んでいます。値段の安さが魅力で、日本人をはじめ世界中のバイヤーがアメリカン・カジュアルを大量に仕入れていくそうです。

古着といっても超高級服の古着をウェブで販売する会社が話題になっているとロサンゼルス・タイムズが伝えました。シャネルをはじめとしたハイエンドなブランドの洋服を小売価格の5分の1程度で売るソーシャル・サイトです。

Shop-Hers(ショップ・ハーズ)という名前で、直訳すると「彼女のものを買う」という意味です。会員制で、登録した会員がいらなくなった有名ブランドの洋服やバッグ、そしてアクセサリーなどを出品します。3200ドルだったシャネルのジャケットが750ドル、5400ドルだったアライアのガウンが650ドルなどで売り出し、買いたい会員に販売します。

会員は自分の全身写真やサイズを含めた情報を登録、写真を見て同じ体系の会員の洋服を検索することが出来ます。好きなデザイナーも登録し、効率的に好きな服を探すことができるという仕組みです。買い手が見つかると売り手にメールを出し、Shop-Hersに商品を送るよう依頼します。到着した商品に問題がないかチェックした後に買い手に送ります。18%の手数料がShop-Hersの収入源です。

インターネット時代の初期には、アマゾン・ドットコムなど小売店やE Bayなどのオークション・サイトが相次いで登場しました。Shop-Hersは、ソーシャル・メディアの要素、顔が見える個人同士を結びつける第2世代のビジネスと言えます。ファースト・リサーチによりますと、中古品の市場は約130億ドルもあるそうです。

Shop-Hersには、初期のツイッターなどに出資したシリコンバレーのエンジェル投資家や初期のピンタレストに投資したニューヨークのベンチャー・ファンドが投資しています。この手のベンチャーが相次いで誕生、それらを支援する投資家が多数存在することがアメリカの強みだと思います。

 Shop-Hersは、エンターテインメントの都ロサンゼルスで生まれたビジネスです。パーティーが多く、ブランド好きが多い特性を活かしたビジネスです。日本でも成立するビジネスかもしれません。

[FEBRUARY 06, 2013] No 0105204 

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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