2分でわかるアメリカ

2013/01/18豪邸の都


「ビバリーヒルズ」と聞くと日本人を含めほとんどの人が豪邸街をイメージします。たしかに、ビバリーヒルズには超高額な住宅が多いのですが、もっと凄い地域があります。

ロサンゼルス空港からビーチ沿いを北に40分ほどドライブすると「マリブ」という地域があります。サーフライダー・ビーチやズマなどサーフィンのメッカとして有名です。同時にプライベート・ビーチと豪邸が多い街としても知られています。マリブは現在販売されている1000万ドル(約8億9000万円)超の住宅件数が世界で最も多い街です。CNBCが「豪邸の都」として最新情勢を伝えています。

ロシア人の富豪は最近7500万ドル(約66億7500万円)の豪邸を購入しました。敷地の広さは9.5エーカー、住宅の広さは1800平米でベッドルームが8つ、バスルームが14あるそうです。元オーナーは投資会社オーク・ツリーの創業者ハワード・マークス夫妻。夫妻は2002年に3100万ドルで購入していますので、4400万ドル(約39億円)のキャピタルゲインを得た計算です。凄いです。

年末の「財政の崖」問題で増税になることが確実視され、駆け込み需要がありました。去年の大晦日12月31日に契約が成立した500万ドル(約4億4500万円)超の物件は5件もあったそうです。10-12月にマリブで成立した不動産売買契約の総額は1億2300万ドル(約109億円)にも上りました。

 オラクルの創業者ラリー・エリソン氏はマリブの不動産を精力的に買っています。ヤフーの前CEOのテリー・セメル氏の住宅と大物プロデューサーのジェリー・ブラッケンハイマー氏の住宅を去年購入しました。エリソン氏はマリブに10カ所以上の不動産を所有していて、その内の1つは日本食レストラン「NOBU」がある「ビリオネア・ビーチ」が含まれています。 

アメリカ人の住宅の3分の1は、住宅の価値がローン残高を下回る「アンダーウォーター」です。住宅市場が回復に向かっているとはいえ、この状態が当面続くことが予想されます。その一方で、マリブの超高額物件の取引が活発になっています。二極化ですね。

[JANUARY 17, 2013] No 0105190

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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