2分でわかるアメリカ

2013/01/17元気な米市場を狙え


世界最大の自動車の祭典である北米国際自動車ショーがデトロイトで開幕、19日からの一般公開を前に業界関係者やプレス向けに新型車が相次いで発表されています。若者のクルマ離れが進んだ日本や債務危機の影響で販売が落ち込んでいるヨーロッパと比べ、今年のアメリカの新車販売台数は1500万台を超え金融危機前の水準に戻る見通しです。

過去3年のモーターショーでは、小型車や燃費のいいクルマがフォーカスされました。今年のデトロイト・モーターショーでは、高級車から大型車、そして小型車まで幅広いクラスの新車の発表が相次ぎました。モーターショー全開という感じです。

特に目立ったのは高級小型車です。ドイツのメルセデスはCLA250を発表しました。初の前輪駆動で、値段は3万ドルからとCクラスより安く設定しました。ライバルのBMWは3シリーズのエントリー版320iを追加。日産の高級版インフィニティはG37の後継となるQ50を、レクサスは新型のIS250とIS350をそれぞれ発表しました。エンジンは小さくなったものの、高パワーと高級感が共通で、ヤングアダルトをターゲットにしています。

スポーツカーの初公開も相次ぎました。シボレーはコルベットの新モデルを発表し注目を集めました。アウディは新型R8、GMはキャデラックELRを公開しました。ELRは、シボレーボルトの高級スポーツ版でプラグイン・ハイブリッドです。

 アメリカ市場独特の大型ピックアップ・トラックも元気です。売れ線のシボレー・シルバラードがモデルチェンジしたほか、フォードはトランジット・カーゴを発表しました。 

財政問題や高い失業率などアメリカ経済は多くの問題に直面していますが、モーターショーが復活する、自動車各社が元気になるというのは良いことだと思います。写真を見ているだけで楽しいのでご興味のある方はどうぞ。(リンク先はこちら)

[JANUARY 16, 2013] No 0105189

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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