2分でわかるアメリカ

2012/12/292013年予想とサプライズ


2013年はどういう年になるか。アメリカでも多くの「予想」「見通し」が発表されました。

ウォール街は明るめの予想が目立ちます。バンク・オブ・アメリカのストラテジスト、サビータ・スプラマニアン氏は、債券市場から株式市場にマネーが戻り株式相場が過去最高値を更新、2013年はアメリカの年」になるだろうと予想しています。他のエコノミストやストラテジストも強弱感の違いこそあれ、類似した意見が多いです。

外国為替については、円安、ユーロ安、ドル高予想が多いようです。景況感の差が予想の背景にあります。スタンダード&プアーズのエコノミスト、ポール・シュアード氏は、日本やヨーロッパは景気後退する一方で、アメリカは緩やかに景気回復すると見ています。

 予想と言えば、元モルガン・スタンレーのバイロン・ウィーン氏の「びっくり10大予想」が有名です。新しい雇用先のブラックストーンから年初に発表されると思います。個人的に楽しみにしています。これに対抗するためかどうか知りませんが、モルガン・スタンレーのエコノミスト・チームは既に2013年の「大びっくり17大予想」を発表しました。 

17大予想には、日本ネタが2つも含まれています。日銀がヘッドライン・インフレ(総合インフレ)率ではなく、生鮮食品などを除いたコア・インフレ率を世界の中央銀行に先駆けて採用、しかしデフレからは脱却できないというのがひとつめのサプライズ。もうひとつは、日銀が円安ユーロ高を誘導するためユーロ債を購入するとのサプライズです。いずれも興味深いです。このほか、イギリスのEUから離脱する動きが強まる、オーストラリアが景気後退する、中国が急速な金融引き締めに入る、というサプライズ予想もありました。

2013年もいろいろありそうです。皆さんのご健康とご多幸をお祈りします。新年もよろしくお願いいたします。

[DECEMBR 28, 2012] No 0105179

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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