2分でわかるアメリカ

2010/05/28iPad対キンドル


きのう、妻がクライアントのためにiPadを6台買ったと報告しましたが、その後もクライントからの依頼があり、きょうは4台のiPadを追加で買いました。合わせて10台買ったことになります。

 iPadを受けとった妻のクライントのほとんどは、iPadを主にメールと動画を見るのに使うそうです。ひとりだけ、アメリカの本を読みたいというクライントがいたそうです。友人のビルとバリーは、それぞれキンドルとiPadを両方持っています。 

ソニーと書店大手のバーンズ・ノーブルも、それぞれ電子書籍端末を販売していますが、競争力があるのはキンドルとiPadです。それでは、電子書籍端末として、iPadとキンドルのどちらが良いのでしょうか。

ディスプレイのサイズはiPadがカラーで9.7インチ、キンドルは2つのサイズがあり6インチと9.7インチ、ただ、こちらはモノクロのみ。キンドルの重さはiPadの半分で携帯性にすぐれます。本のタイトルの数はiPadが6万タイトルに対し、キンドルは45万タイトルと7.5倍あります。バッテリーはiPadが10時間、キンドルが1週間から2週間持ちます。

ということで、電子書籍だけが目的であれば、キンドルの方が使いやすいかもしれません。アマゾンのベゾスCEOは、「キンドルをiPadのような多機能にすることや、カメラを内蔵することは考えていない」と株主総会で語っています。また、ディスプレイのカラー化に関しても急がないことを明らかにしています。カメラを内蔵した携帯電話とデジタルカメラの違いを例えにして、「あくまでも電子書籍専用の端末として、読者の快適性を追求する」ということです。PCに替わる次世代のコンピュータを目指すアップル、そして本業の書籍販売につなげるため電子書籍専用にこだわるアマゾン、いずれも戦略が明確ですばらしいと思います。

僕は本を大量に読む人なので、キンドルが気になっているのですが、ネットにもかなりの時間を使うのでiPadも捨てがたく、将来どちらを買おうか正直迷っています。

[May 27, 2010] No 010164

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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