2分でわかるアメリカ

2012/10/19まだないのに人気沸騰のゲーム


もうすぐティーンエイジャーになる娘は、iPhoneで撮影した映像をMacBookProで編集します。これまでに3つのショート・フィルムを制作しました。内容は幼稚ながら、プロが見ても驚くほどよく出来ている部分が多くあります。

テクノロジーの進歩で、かつては一部のプロが独占していた映画の制作が、安くしかも簡単にできるようになりました。ただ、制作していくうちに、もっと本格的な作品をつくりたいと思う人は当然ですが多くいます。

KICKSTARTER(キックスターター)というウェブサイトがあります。
(リンク先はこちら)

本格的な映画や映像作品、ゲーム、ファッション、携帯機器など幅広い企画やアイデアを実現するため資金を集めるサイトです。目標額を決め、幅広い層から資金を調達するサービス。

日本円で10万円以下の企画もある一方で、1億円以上集めるプロジェクトも少なくありません。最も資金を集めたプロジェクトの中で興味深いのは、ビデオゲーム機を制作するものです。

OUYA (オーヤーと発音します)は、女性ビジネスマンがロサンゼルスで起業した会社ですが、Wii、Xボックス、PS3に次ぐ第4のゲーム機をつくるプロジェクトです。目標は95万ドル(約7500万円)だったのですが、6万3416人が投資し859万6474ドル(約6億8000万円)もの資金を調達しました。デザインが「クール」で、説得力のあるビデオが注目を集めました。
(リンク先はこちら)

 ゲーム機メーカーの大手3社はこれまでに何千億円もの開発費を投じてゲーム機を開発してきました。しかし、携帯端末のゲームやネット上のソーシャル・ゲームが人気となり、ビデオゲーム機の売上は急減しています。こうした中で近い将来登場するOUYAは、まさに「ゲーム・チェンジャー」だと思います。 

[October 18 2012] No 0105132

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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