2分でわかるアメリカ

2012/09/18「ガンナムスタイル」が凄い


ヒット曲専門のラジオを運転中に聞いていたら、「いまGangnam Styleがホット」だとDJが言っていました。いかにもアメリカで売れそうなメロディー。DJはKポップだと紹介していました。

韓国の歌手パク・ジェサン、通称PSY(サイと発音)の「Gangnam Style」(ガンナムスタイル)という曲です。2カ月前にYouTubeにアップロードされて以来、きょうまでに2億近くのアクセスがありました。さらに260もの関連サイトがあり、これらを加えるとアクセス数は3億5000万を超えています。(リンク先はこちら)

これは、現在メガヒットしているカーリー・レイ・ジョプセンの「コール・ミー・メイビー」もレディガガをも上回っています。CNNやABCのメインニュースで取り上げられたほか、NBCのトゥデイやエレンショーなどの人気番組、さらにMTVミュージック・アワードにも出演が決まりました。まさに「時の人」です。

アイチューンではアメリカを含め世界8カ国でナンバーワンを記録しました。「Sexy Lady」「 Hey」「 Baby」以外は韓国語しか使っていないのに「驚異的」と言えます。

少女時代などが最近アメリカで話題になりはじめていましたが、PSYのブレイクでKポップはアメリカで市民権を得ることになりそうです。自動車のヒュンダイ、家電のサムスンに次いで韓国の勢いが止まらない」という感じです。  

日本の曲でアメリカで最もヒットしたのは、坂本九の「上を向いて歩こう」です。去年は由紀さおりさんが一部で人気となりましたが、広がりは限定的でした。過去に何度も日本人歌手がアメリカ進出を狙いましたが、ブレイクしませんでした。

韓国人歌手と何が違うのか。ひとつは、Kポップのテイストがインターナショナルだということです。例えば日本の国民的スターのAKB48は、アメリカ人には「幼稚」な印象を与えます。これに対してKポップのダンスやスタイル、メロディーは、アメリカ人が違和感なく受け入れます。それにミュージック・クリップが最高によく出来ています。

12歳の娘に教えてやろうと部屋にいったら、遊びに来ていた友達とYouTubeで「Gangnam Style」を見ている最中でした。作り話ではなく本当にです。

[SEPTEMBER 17, 2012] No 0105109

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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