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2012/09/07本当のお金持ちのお金のつかい方


2008年の金融危機以降も売り上げが堅調だったティファニーが苦戦しています。その一方、ディスカウント・ストアの売り上が伸びています。ダラー・ジェネラルという日用品から食料品まで1ドル前後で売っているチェーン店があるのですが絶好調。昨日発表された5月-7月期の決算は前年同期比で47%の増益でした。ダラー・ジェネラルの株価は過去1年で42%も上昇しました。反面、ティファニー株は12%の上昇にとどまっています。

ディスカウント・ストアの売り上げが伸びているのは、「景気が良くない」ことが大きな要因だと思うのですが、ティファニーは同じ理由で苦戦しているのでしょうか。ティファニーと言えば高級品の代名詞で、お金持ちが好んで買う宝飾品だというイメージがあります。確かに景気の影響はありますが、お金持ち、特にウルトラリッチな人のお金の使い方が変わってきていることも背景にありそうです。

イリノイにあるリサーチ会社スペクトレム・グループの調査によりますと、「本当のお金持ち」は宝飾品より旅行や家の改築にお金を使っていることが明らかになりました。

それによりますと、2500万ドル(約19億5000万円)以上の資産を持つ「本当のお金持ちの約半数は旅行に年2万5000ドル(約195万円)以上使っていました。また、3分の1以上が家の改築などに年2万5000ドル以上使ったと答えています。この2つが、最もお金を使ったカテゴリーでした。さらに芸術やエンターテインメントの消費も旺盛でした。

 その反面、宝飾品に使ったお金が1万ドル(約78万円)以下だった「本当のお金持ち」は58%と半数以上いました。つまり、「本当のお金持ちはキラキラしたものより実質的な楽しみ人生をエンジョイすることにお金を使っているのです。もっとも「本当のお金持ち」は、既に宝飾品を沢山持っているということも言えるかもしれませんが。 

[SEPTEMBER 06, 2012] No 0105102

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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