2分でわかるアメリカ

2010/05/19YouTubeとギリシャ


動画投稿サイトの「ユーチューブ」が満5歳の誕生日を迎えました。1日当たりの視聴回数は、20億回。これは、CBS、NBC、ABCのアメリカの三大ネットワークの最も視聴率が高い時間であるプライムタイムにテレビを見ている人の倍以上という驚異的な数字です。個人的には、「ユーチューブはオンラインの最高傑作だと思います。  

「ユーチューブ」がなかったらイギリスの歌姫、スーザン・ボイルさんが大スターになることもなかったし、カナダのジャスティン・ビーバー君がアメリカのティーンエイジャーのトップスターになることもありませんでした。「ユーチューブ」は、政治も変えました。「ユーチューブ」で流れたビルマやイランの映像は、ワシントンにも影響を与えています。最近では、ギリシャの暴動が大量に投稿されました。

「ユーチューブ」で生まれたテレビ番組もあります。日本ではあまり知られていませんが、「アイ・サバイブ・ザ・ジャパニーズ・ゲームショー」という番組が去年アメリカでヒットしました。デンマーク人のデヴィッドとクリスティンは、「ユーチューブ」で日テレやフジで放送された日本のバラエティ番組に影響を受けて、企画を書き、ネットワークのABCが買ったのです。実はこの番組のヨーロッパ盤「Big In Japan」に関わりました。ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、そしてギリシャのテレビ制作会社や放送局と交渉しました。一部の国では、オーディション映像を「ユーチューブ」経由で、相手国のプロデューサーに見てもらいました。4ヶ国の中で最も印象的だったのは、ギリシャです。

ギリシャのプロデューサーのニコスは、税務署に支払いを止められているとか、突然のストで銀行が機能していないので送金出来ないとか、お金に関わるハプニングだらけだったのです。

当時は、ギリシャのプロデューサーが支払いを遅らせるための言い訳だと思っていました。でも、全て本当だったようです。幸い番組はギリシャで大ヒットしたのですが、財政危機の拡大で続編はなさそうです。

「ユーチューブ」でギリシャの番組のトレーラーが見れますので、興味のある方は是非。(左記コメントをクリックするとリンク先へと接続されます)

[May 18, 2010] No 010157

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.10.20 更新黄色いクルマが消える日ロサンゼルスはカリフォルニアらしい晴天でした。気温は28度。日本人の感覚では「暑い」と思うかもしれませんが、乾燥していて心地よい。5時間のフライトでニューヨーク…
  • 2018.10.19 更新カショギ氏の「最後のコラム」ワシントンポストが18日、行方不明のサウジアラビア人のジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏のコラムを掲載しました。「アラブ諸国に必要なのは表現の自由」と題するコ…
  • 2018.10.18 更新米財務省の為替報告書※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(15日更新)はこちら(マイページへログイン)アメリカ財務省が為替報告書を公表する予定。アメリカ東部時間の…
  • 2018.10.17 更新財政赤字、トランプ氏の主張と違った※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(15日更新)はこちら(マイページへログイン)大規模な減税分は高い経済成長で相殺される。トランプ政権が去年…
  • 2018.10.16 更新マーケットが気にするサウジ記者問題※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(15日更新)はこちら(マイページへログイン)サウジアラビア人のジャマル・カショギ記者が今月2日から行方不…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカがわかる)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ