2分でわかるアメリカ

2012/09/05モバイル端末戦争


 モバイル端末の新製品が今週、集中的に発表されます。明日5日にはノキアとモトローラが、それぞれ新型スマートフォンを発表します。ノキアはマイクロソフトのウィンドウズ・ベース、グーグルに買収されたモトローラはアンドロイドのOSを搭載した新製品を発表するものとみられます。 

翌6日はアマゾンです。アマゾンの小型タブレットであるキンドル・ファイアは既に「売り切れ」、つまり製造を停止しているため、新型のキンドルが発表されると予想されています。おそらくカメラを搭載したキンドルが発表されるのではないでしょうか。また、ロサンゼルスでの発表であるため、ハリウッド映画などのコンテンツの新しい配信サービスが発表されるかもしれません。

このほか、サムスンは先週、ベルリンで新型スマートフォンを発表していますし、マイクロソフトは自社ブランドのタブレットであるサーフェイスを既に発表していて10月26日から発売します。

そして、トリを飾るのはアップル。来週12日のイベントで、従来の3.5インチから4インチにスクリーンが拡大された新型iPhoneを発表すると噂されています。「噂されている」というのは、まだアップルから公式発表がないからです。「iPadミニ」も同時に発表されるとの噂、そうではなく「iPadミニ」は10月の別イベントで発表されるという観測や噂が乱れ飛んでいます。

モバイル端末の新製品はこれまで、毎年1月半ばにラスベガスで開かれる世界最大の家電ショー、CESで発表されていました。しかし、CESにはアップルが参加していません。iPhoneやiPadなどモバイル端末のリーダーが不在であるため注目度が落ち、各社はアップルの新製品発表に合わせて新製品の投入時期を決めているのではないかとみられています。だから、この時期に発表が集中したのです。ただ、アップルの発表と近すぎると誰にも注目されないため、12日の前後を露骨に避けています。

今回の注目はiPadミニです。タブレットの7割以上のシェアを持つiPadの小型版ですが、値段が299ドル程度であれば2位のアマゾン以下のシェアを大幅に奪う可能性が指摘されています。今年の年末商戦の最大の目玉になることは確実だと思います。アップルの一人勝ちが一段と進む予感がします。

[SEPTEMBER 04, 2012] No 0105100

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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