2分でわかるアメリカ

2012/08/23無人島の値段


竹島、尖閣諸島、北方領土。領有権を巡る日本と近隣諸国との対立が騒がしくなっています。この手の外交問題には強い政権基盤が必要ですが、「大丈夫か」と思っている人は僕だけでしょうか。

一連の動きの中で、個人的に気になっていることがありました。石原都知事が発表した尖閣列島の購入計画です。いったいいくらなのか。2億円説、10億円から15億円説、100億円超などの説があるようですが、あまりにもバラツキがありよくわかりません。ちなみに賃料は年2450万円だそうです。

尖閣列島は無人島ですが、世界で無人島はいったいいくらで売買されているのでしょうか。

「無人島を買う」というと富豪のロマンのような印象を持ちます。確かに、バージン・グループの創業者リチャード・ブランソン氏、ハリウッドではニコラス・ケイジさんやジョニー・デップさん、最近ではオラクルのラリー・エリソン氏がハワイのラナイ島を買って話題になりました。また、歌手のセリーヌ・ディオンさんは所有するカナダの島を現在売りに出しています。でも、意外に手ごろ価格の無人島もありました。

カナダのトロントに拠点を置く世界最大の無人島売買仲介会社であるプライベート・アイランズのCEOは「値段は5万ドル以下から1億ドル以上まで」とロサンゼルス・タイムズに語っています。

プライベート・アイランズのウェブサイトには一般住宅と同様に売り物件と賃貸物件が数多く掲載されています。一番安いのは3万ドル。日本円で240万円以下です。パナマのガトゥーンという湖に浮かぶ0.74エーカーの小島です。  

買い手の80%はアメリカ人、カナダ人、そしてイギリス人だそうです。約500の島が現在売りに出されていますが、ほとんどはカリブ海周辺です。アジア地域もありますが、日本の島はありませんでした。(日本の業者が日本の島を販売しているようです)

[AUG 22, 2012] No 0105091

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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