2分でわかるアメリカ

2012/08/04意外!金メダルの報奨金


アメリカのマイケル・フェルプスが、ロンドン・オリンピックの水泳200メートル個人メドレーで金メダルを獲得しました。1人の競技者としては史上最高の20個目のメダル。金メダルは16個目です。凄い!の一言です。

 アメリカのオリンピック委員会は、金メダルを獲得した選手に2万5000ドル、銀メダルは1万5000ドル、そして銅メダルは1万ドルの報奨金を授与します。ちなみに報奨金は課税対象で金メダルには8986ドルが課税されますので、受取額は大幅に少なくなります。 

日本オリンピック委員会が払う報奨金は、金300万円、銀200万円、銅100万円です。アメリカより大幅に高い報奨金です。世界的に財政赤字が深刻化する中、4年に一度の祭典には財布の紐が緩みます。

世界で最も報奨金が高いのはイタリアです。金メダリストには18万2400ドル(約1425万円)もの報奨金が支払われます。

イタリアと言えば、ユーロ圏の債務危機でスペインの次に深刻だとされる国です。オリンピックのホスト国イギリスのメディアは「財政再建のため支出の削減が必要なイタリアが大盤振る舞いしている」と批判しています。

2番目に報奨金が高いのはロシア。金メダルは13万5000ドル(約1050万円)です。フランスの6万5200ドル(約510万円)が続きます。

イタリアやロシアなどは別として、報奨金の額は「それほどでもない」と思った方も少なくないと思います。実際には、金メダルを獲得すると、大口のスポンサーがつくなど経済的には大きく飛躍する場合が多くあります。マイケル・フェルプスの場合は、ナイキやケロッグなど数多くのスポンサーがつき、5000万ドルから1億ドル(78億円)の価値があるとされています。また、メダル一個あたり50万ドルから100万ドルで売れるだろうと予想されています。売る必要はないと思いますが。

[AUG 03, 2012] No 0105078

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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