2分でわかるアメリカ

2010/05/14ミニスカポリスではありませんアイポリスです


アメリカの警官風のユニフォームに、なぜかミニスカートをはいた婦人警官が「パンチ、ときにはキック、逮捕しちゃうぞ」と決めゼリフを吐く「出動!ミニスカポリス」という深夜番組が、テレビ東京で90年代後半に放送されました。僕は当時、ワールド・ビジネス・サテライトという番組を担当していたのですが、放送後の反省会が終わった頃に放送されていたので良く覚えています。  

ミニスカポリスとは全然関係ないのですが、アイポリスという陰の警察が関心を集めています。英語では「iPolice」と書きます。ちょっとiPhoneに似ていますね。アイポリスは、アップルのiPhoneの新型機が盗まれオンライン・メディアに出てしまった事件で、その存在が明らかになりました。オンラインに写真などをアップロードしたブロガーが、次の日に家宅捜査を受けたのですが、捜査したのはアイポリスだったとのです。

地元の報道などによりますと、アイポリスはカリフォルニア北部のシリコンバレー近くに拠点をおくサイバー犯罪専門の特殊捜査隊です。FBI、シークレット・サービス、警察の30人程度の混合部隊で、正式にはREACT (Rapid Enforcement Allied Computer Team)と言います。予算は連邦政府と地方自治体から出ていて、ハイテク企業の寄付もあるそうです。

この寄付が問題になっています。不況が長引き政府が予算不足のため、企業の寄付に頼るようになり、結果として大企業寄りになったのです。中小メディアのブロガーが家宅捜査を受けたのも、「大企業のアップルがバックにいたから」との指摘が出ています。

ハイテク犯罪がますます増えることは間違いありません。アイポリスの活躍の場はさらに増えることが予想されます。アップルもグーグルもシスコ・システムズもシリコンバレーを拠点とする巨人は、もともとベンチャー企業でした。アイポリスが大企業だけではなく、ベンチャー企業も守ってくれるといいのですが。ところで、ミニスカポリスはバラエティ番組でしたが、アイポリスってテレビドラマになりそうですよね。

[May 13, 2010] No 010154

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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