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2012/07/20シリコンビーチが世界を変える


サンタモニカに戻りました。

サンタモニカは、ロサンゼルスの北西に位置するビーチシティで観光地として知られています。夏休みのいま、世界中から観光客が訪れ、どこも混み合っています。

サンタモニカはもう1つの顔があります。「シリコンビーチ」としての顔です。

3年ほど前から、サンタモニカと隣接する南側のベニスビーチには、IT系ベンチャー企業が好んでオフィスを構えるようになりました。ソーシャル・マーケティング会社を起業した友人のジーンのオフィスの同じフロアには3つのベンチャー企業が同居しています。下の階も全てITベンチャーだそうです。

正確な数字は不明ですが、地元の報道などによりますと、サンタモニカの繁華街であるサードプロムナードの周辺や、かつてはウエスト・コースト・ミュージックの拠点だったベニスビーチに約500のベンチャー企業が起業、いまも増え続けています。

アップルやグーグル、フェィスブックなど世界を代表するITの巨人が集中するサンフランシスコの「シリコンバレー」、そして東海岸のベンチャー起業が集中するニューヨークの「シリコンアレー」に対して、サンタモニカは最近「シリコンビーチ」と呼ばれています。ビーチですので、リラックスした「自然体」の起業家が目立ちます。

サンタモニカ周辺にはもともと映画、テレビ、音楽など伝統的なエンターテインメント企業が集中しているのですが、最近は、ソーシャル・メディア、ゲーム、ショッピング、ファッション、グルメなど幅広い業種のベンチャー企業が起業しています。「年間300日は晴れ」という恵まれた天候も魅力となり、全米だけではなく世界中のベンチャー起業家がサンタモニカを目指しています。

さらに、ベンチャー企業の創業時に投資するエンジェルや巨額のリターンを狙ったベンチャー・キャピタルなどの投資家もサンタモニカに相次いで拠点を持つようになりました。


「シリコンビーチ」の人気に「シリコンバレー」企業も関心を寄せています。グーグルはサンタモニカの拠点を拡張、ベンチャー起業家向けのイベントを頻繁に開いています。グーグルのような世界的なベンチャーがサンタモニカから誕生するする日も遠くないように思います。

[July 19, 2012] No 0105067

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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