2分でわかるアメリカ

2012/07/17スマイルとマスク


アメリカに戻りました。

ロサンゼルス空港の入国審査を終えると係官が「Welcome Home(お帰りなさい)」と笑顔でパスポートを返してくれました。アメリカ人やグリーンカードを持っている日本人には「Welcome Home」、旅行客や短期滞在者には「Welcome to United States(合衆国へようこそ)」と言います。

12時間ほど前に羽田空港を出国する際、係官がパスポートを返しながら何か言ったのですが、マスクをしていたためよく聞き取れませんでした。「いってらっしゃい」と言ったのか。たぶん。でも無表情。マスクをしているため言葉も表情も読み取れませんでした。

ハリウッドに登場する変な日本語をしゃべるジャパニーズは無愛想で笑いません。口数が少なく、いつも忙しくしています。集団で行動し、そして黒っぽいスーツを着ています。これが、アメリカの映画監督や脚本家が持つ日本人のイメージです。映画を観たアメリカ人も同様のイメージを持っています。

日本人は第一印象で損をしています。子どもの頃から礼儀作法を厳しく教えられる日本人は、初対面の人に笑顔を見せるのは稀です。また、相手の目を見て話をするどころか、目をそらします。

これに対しアメリカ人は、道ですれ違った人と目が合った場合は頷くか、笑顔で挨拶します。日本人男性は金髪の美人に「ニコッ」とされドキドキします。「ニヤッ」と美人に返すなど「誤解」する日本人男性も少なくありません。

アメリカで買い物をした経験がある日本人は「無愛想」だと共通して言います。たしかに酷い。でもこれは例外で、アメリカ人は基本的にフレンドリーです。日本人もフレンドリーなのは当然知っていますが、空の玄関の入国審査官がマスクをしていて病院みたいですし、外国人と目が合った際に目をそらすのはあらためた方が良いと思います。第一印象は大事ですから。  

[July 16, 2012] No 0105064

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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