2分でわかるアメリカ

2012/07/06壊れる日本、会社と家族の選択


きょうから日本です。7カ月ぶりです。去年もこの時期に日本にいたのですが、カリフォルニアから来るとあらためて湿気の高さに驚きます。こんなに汗をかくのかと驚いています。  

日本に出発する前、親しくしている弁護士アンディのお嬢さんの大学卒業を祝うパーティーがあったので行ってきました。業界にいる奥さんの関係で音楽関係者が多く出席したほか、弁護士、お嬢さんの友だち、それに脚本家の長男の知り合いなど100人以上がアンディの自宅に集まりました。

この手のパーティーで、いつも感じることがあります。アメリカ人は年齢を問わず積極的に会話すること、それに家族連れや夫婦でパーティーに参加する人が多いことです。僕は、妻と娘がヨーロッパに行っているため1人で参加したのですが、ちょっと浮いていました。

プライベートのパーティーだけでなく、企業のパーティーなどでも同様の光景があります。アメリカ人は、「家族」「夫婦」を大事にしているといつも感じます。

これに対して日本人はどうでしょう。僕の知り合いには、夫婦関係が極めて悪い人や家族が崩壊している人が少なくありません。というよりも大勢います。「会社」を家族や配偶者との関係より優先した人たちです。

先日放送されたNHKスペシャルは、日本人の不妊率が最も高い国の1つだと伝えていました。不妊は女性の社会進出が進んだ先進国の共通テーマですが、日本では夫婦間の会話がないこと、治療に関する教育が行き届いていないことなどで、対策が遅れていると警告していました。女性の多くは会社家族の選択を迫られるという日本特有の社会が背景にあります。アメリカからみると「歪んだ」社会です。

きょうから来週いっぱい、アメリカと比較した日本、アメリカから見た日本の特殊性を書いていきます。

[July 05, 2012] No 0105059

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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