2分でわかるアメリカ

2012/07/03危険な暑さ


ニューヨークからワシントンDCまでアムトラックに乗って日帰りツアーを知人が計画していましたがキャンセルになりました。雷と激しい雨を伴った嵐がワシントン郊外を襲い幅広い範囲で停電となったためです。少なくとも5人が死亡、130万人が電気の無い生活を強いられました。2日経ったいまも完全復旧していません。

ワシントンDCを襲ったのは典型的な熱帯性暴風雨です。気温は40度を超し、過去最高だった1934年の記録を更新しました。

また、ボストン、ニューヨーク、フィラデルフィアなどアメリカ東海岸の幅広い地域でも記録的な猛暑を記録しました。摂氏35度から40度ぐらいです。

さらに、カンザスやネバダなどの中西部の気温も高くなっています。ラスベガスでは42度に達しました。ワシントンの暴風雨の被害者以外に、熱中症で病院に運ばれた人が幅広い地域で報告されています。死者も出ています。  

過去最高気温が観測された地域は全米で1000カ所を超えました。まさに異常気象です。気象当局や専門家は、猛暑がしばらく続くとして警戒を呼びかけています。

気温を色分けした全米の天気マップをみると、カリフォルニアやオレゴンなど西海岸を除くと国土の90%以上が赤く塗られています。アメリカが燃えているようにみえます。

気温が上がると夏服や飲料などがよく売れるため、経済効果があるとよく言われます。しかし、これが異常な猛暑となると別です。冷えた飲み物やアイスクリームはよく売れると思いますが、停電で経済活動がストップしたり、農産物への影響も懸念されます。電気代も高くなり消費に影響することも予想されます。

[July 02, 2012] No 0105056

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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