2分でわかるアメリカ

2012/05/31ダラスが熱い


少し古いのですが、「ダラス」というアメリカのテレビドラマをご存知ですか。CBSで1978年から357話放送された大ヒット番組で、日本ではテレビ朝日系で1981年から82年まで放送されました。油田の開発で財をつくった富豪ユーイング家を舞台に、巨大な利権を巡る争いや家族の愛憎劇を描いた作品です。

ドラマの舞台になったテキサス州ダラスに昨夜着きました。人口は周辺のフォートワースを含めると500万人を超え、アメリカ南部最大の都市です。到着口から出て直ぐに南部特有の「むっと」する熱さを感じたのですが、この街は天気だけではなく経済もいま「ホット」です。

ダラスは全米でも有数の「活況ある都市」として知られています。活況の背景には、原油相場の高騰があります。全米が原油高騰に苦しんでいる一方、ダラスの石油産業は潤っています。エクソン・モービルの本社もダラス近郊にあります。  

ダラスはこのほか、ハイテク産業も盛んで、テキサス・インスツルメンツなどの本社があります。1978年から2010年までの間に、ダラスの経済規模は3250億ドルに増え、全米10位から6位に上がりました。まさに、急成長した「沸騰都市」です。

きのうは夜遅く着いたので、街をよく見ていないのですが、機能的な空港や整備された道路、近代的なビル、ホテルの従業員の対応の良さなど、「活況」がなんとなく感じ取れました。それにガソリンがカリフォルニアと比べて2割ほど安いなど物価が安定していて企業や消費者にやさしい環境にも驚きました。

FRBのダラス地区連銀のフィッシャー総裁は「タカ派」的な発言で知られますが、ダラス経済の好調さが影響を与えているのかもしれませんね。

[May 30, 2012] No 0105033

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカがわかる)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ