2分でわかるアメリカ

2012/05/19歴代米大統領のお金持ち度


アメリカ人から「あの人は××ミリオンの価値がある」という話を頻繁に聞きます。日本人はメッタに使わない表現ですが、アメリカには人の価値を金額で表現する習慣があります。

オバマ大統領は今週、家族の資産を公開したのですが、アメリカのメディアは「オバマ大統領の価値は1000万ドル」などの見出しで報じました。

USAトゥディによりますと、オバマ大統領は50万ドルから100万ドル相当のJPモルガン・チェースの株式を保有しています。また、資産の半分以上は米国債でした。アメリカ連邦政府は15兆ドルを超える債務がありますが、政府が発行する紙の価値を信じているようです。この他、オバマ大統領は150万ドルの住宅ローンを借りていることがわかりました。

株式や国債の価値が時価ではなくで公開されたため、オバマ大統領の総資産の時価を正確に評価することは難しいのですが、借金を差し引いた価値は、260万ドルから990万ドルの間だとUSAトゥディは伝えています。  

シリコンバレーのIPO長者とは比較になりませんが、オバマ大統領は平均的なアメリカ人よりもかなりお金持ちであることがわかりました。それでは、歴代の大統領はどうでしょう。

ちょっと古いのですが、24/7ウォール・ストリートというメディアが調べたところでは、初代大統領のジョージ・ワシントンが最もお金持ちの大統領だったことがわかりました。ジョージ・ワシントンは5つの農場、合わせて8000エーカーのプランテーションを所有していた資産家で、インフレ率などを換算し現在の価値に置き換えると総資産は5億2500万ドルにのぼるということです。日本円にして約420億円です。

2番目は第3代大統領のトーマス・ジェファーソンで2億1200万ドル(約170億円)。3番目は、1901年から1909年まで大統領職を務めたセオドア・ルーズベルトで、巨額の遺産を相続したことで総資産は1億2500万ドル(約100億円)もありました。

逆に少ないのは、日本でも有名な第16代大統領のエイブラハム・リンカーンです。資産は100万ドルに届きませんでした。奴隷解放の父とされるリンカーンは大統領になる前、17年間に渡って弁護士として活躍しましたが、弁護士費用を安く抑えていたのかもしれません。

歴代大統領をざっとみると、オバマ大統領の価値はほぼ中間ぐらいに位置します。大統領の価値はお金で表現できないのは当たり前ですので、あまり意味がないかもしれませんが。

[May 18, 2012] No 0105026

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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