2分でわかるアメリカ

2012/05/11ディズニーの秘密クラブ


ロサンゼルスから南にクルマで約30分。アナハイムという町にディズニーランドがあります。同じ敷地内にはカリフォルニア・アドベンチャーという第2パークもあります。このディズニーランドに非公開の会員制クラブがあることはあまり知られていません。

クラブの名前はクラブ33(CLUB 33)。ウォルト・ディズニー氏がゲストを招待するためにつくられた高級レストランです。1967年にウォルト・ディズニー氏が死亡した半年後から、会員制クラブとして運営されています。クラブの名前は、ディズニーランド内のニューオリンズ・スクエアの住所が33番地だったことで名付けられました。入り口は目立たないようにつくってあり、一般の人がクラブの存在を知ることはありません。

クラブ33は、大口の投資家やビジネスで繋がりの強い487の会員がひっそりと利用していて、予約待ちが多く会員になるには何年も待たなくてはなりませんでした。しかし、ロサンゼルス・タイムズなどによりますと、ディズニーはクラブ45周年を記念して会員を募集することを決めました。会員になるためには、入会時に2万5000ドル(約200万円)、そして年会費が1万ドル(約80万円)と決して安くありません。

会員になると、クラブ33のレストランを利用できる他、新しいアトラクションなどのイベントに招待されるということです。

予約待ちリストの800人、そして新たに100人にクラブ33への招待状が送られたそうですが、ディズニーが何人まで会員を増やすかは明らかにされていません。

ところで、知らなかったのですが、本場カリフォルニアの他にもう1カ所、クラブ33があるそうです。東京ディズニーランドです。ワールドバザールの三井住友銀行の隣に入り口があり、公式スポンサーが接待に使っているようです。

クラブ33は非公式、つまり秘密主義に徹したため価値があったように思います。公式に会員を募集したことで、秘密主義が少し秘密でなくなるような気がします。  

[May 10, 2012] No 0105020

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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