2分でわかるアメリカ

2012/05/02フェラーリでなくポルシェだった


仲良くしている近所の家族のお嬢さんがブラウン大学に合格しました。ブラウン大学は東海岸のロードアイランドにある名門大学で、いわゆるアイビーリーグです。両親によると、学費は年間5万ドル(約400万円)もするそうです。

アイビーリーグの中で世界的に有名なのは、マサチューセッツにあるハーバード大学。ハーバード大学の学費もブラウン同様に年間に数万ドルするのですが、世界中から学生が集まっています。

 この名門大学ではいま、中国を揺るがすスキャンダルで話題が持ちきりです。先日、このコラムでアメリカとの関係を書いた中国の重慶市の前市長に関するスキャンダルです。 (リンク先はこちら)

ハーバード大学にはケネディ・スクールと呼ばれる行政学を学ぶ大学院があります。世界中の著名な政治家の子女が学んでいます。その中には、失脚した簿熙来前市長の息子、瓜瓜氏もいます。

瓜瓜氏はハーバード大学院に入学する前、イギリスのハーローという名門私立校やオックスフォード大学で学びました。簿熙来前市長の財力と政治力をバックに、典型的な欧米のエリート教育コースを進んでいます。

父親のスキャンダルをきっかけに、アメリカのメディアが瓜瓜氏の動向を詳しく報じました。「瓜瓜氏は赤いフェラーリに乗っている」という記事もありました。これに対し、瓜瓜氏が「フェラーリには一度も乗ったことがない」と反論していたのですが、ひょんなことから「高級車」を乗り回していたことが明らかになりました。「ポルシェを運転中にスピード違反で違反切符を切られていたことが発覚したのです。

瓜瓜氏は、ハーバード大学近くの高級アパートに部屋を借りているのですが、2週間前にボディーガードと外出して以降、消息が掴めていません。大学に戻ることはないとみられていますウォール・ストリート・ジャーナルはもし大学を辞めれば学生ビザが無効アメリカに不法滞在する可能性があり、オバマ政権は政治問題に直面するかもしれないと伝えています。

中国のスキャンダルは、アメリカでも尾をひきそうです。

[May 01, 2012] No 0105013

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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