2分でわかるアメリカ

2012/04/20セレブの家に住みませんか


アメリカでは不動産のシーズンを迎えています。学校が6月に終わり9月に始まるため、暖かくなった3月から6月までに売買を完了し、学校が始まるまでに引っ越しを終えるというのが典型的なパターンです。つまり、不動産の売買が活発な時期なのです。  

きょう発表された3月の中古住宅販売は前月比で2.6%のマイナスと弱かったのですが、一部の不動産関係者は強気に転じています。住宅バブルが崩壊して6年目の今年は、住宅価格がかなり下がったことで「そろそろ底かという見方も増えているのです。

セレブが多く住むロサンゼルスでは、シーズンに合わせて大物ハリウッドスターらが自宅などを相次いで売りに出しています。

週末のロサンゼルス・タイムズには、「ハリソン・フォードの家が829万5000ドル(約6億7100万円)で売りに出された」との記事が出ていました。サンタモニカの隣ブレントウッドにある0.75エーカーの敷地がある豪邸で、ハリソン・フォードが1983年に100万ドル(約8100万円)で購入したものです。

購入後にアシスタントの女性が「お金の制限なく」改築したもので、2階建てのメインハウス以外に3つのゲストハウス、プール、日曜大工の作業場、核シェルターもあるそうです。核シェルターは、主演した映画「インディ・ジョーンズ」の影響なのでしょうか。

歴史的な建造物を扱った本まで出版している不動産好きのダイアン・キートンは、ロサンゼルスのダウンタウン近くにあるコンドミニアムを57万ドル(約4600万円)で購入、月2800ドルでレントに出しました。1906年に建設されたレンガ造りの物件で、ベットルームが2つ。オーナーがオスカー女優というのも悪くないですよね。

この他、ポップシンガーのエルトン・ジョンが「男性パートナー」と共同保有するハリウッドのコンドミニアムを2件売りに出したほか、ブリトニー・スピアーズもロサンゼルス郊外の豪邸を1890万ドル(約15億3000万円)で売りに出しました。この豪邸は去年はじめに1290万ドル(約10億4500万円)で売りに出していたもので、約50%値上げしたことになります。「相場が強い」と考えているのでしょうか。

[April 19, 2012] No 0105005

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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