2分でわかるアメリカ

2012/04/03もしも当たったら


先週金曜日、アメリカ人の多くが大きな夢をみました。宝くじ「メガ・ミリオン」が6.4億ドル(約530億円)とアメリカ史上最高額に達したからです。世界最高額との報道もありました。  

メガ・ミリオンは、全米42の州とワシントンDC、それにバージン諸島で発売される宝くじ。1口が1ドルで、1から56の数字を5つ、そして1から46までの数字を1つ選ぶ仕組みです。火曜日と金曜日の週2回抽選があり、これまで18回連続でジャックポットがで出なかったため、賞金が繰り越されました。

インターネットの情報サイトやテレビや新聞が大きく取り上げたことで、ガソリンスタンドやセブンイレブンなどでは長蛇の行列ができました。

「もしも当たったらどうするか」という会話で全米が盛り上がりました。「ワシントンDCの公共交通がひどいから、新しく作り直す」とか、「そんなに大金は必要ないから多額の寄付をする」などさまざまな夢が語られました。当たった場合の税対策やマスコミ対策などを専門家に聞くメディアもありました。

そして運命の当選番号発表。3人が当選しました。当たったチケットは、メリーランド、イリノイ、そしてカンザスで発売されていました。一人当たり2.13億ドル(約176億円)。ジャックポットの当選者の身元を公表する決まりはないため、幸運を射止めた人は謎のまま終わる可能性があります。

僕が住んでいるカリフォルニア州では、残念ながらジャックポットは出なかったのですが、最初の5つの番号が一致したチケットが6つ売られたことがわかりました。当選金は22万7000ドル(約1880万円)。ジャックポットと比べ小額ですが、大金には変わりありません。我が家でも大いに沸いたのですが、「捕らぬ狸の皮算用」でした。

[April 02, 2012] No 0104993

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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